無菌製剤と生物製剤での微生物管理と製造工程でのギャップ改善

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FDAでは、2002年8月から、「21世紀に向けた医薬品GMP-リスクに基づくアプローチ」による新たな取り組みの中で、無菌製剤ガイダンスの最終版が2004年9月に発行された。  一方、EUでは、2003年9月に、改訂されたEU-GMP Annex1が発効したが、2008年2月15日に修正版が出て、さらに2008年11月に一部訂正版が出された。  日本の厚生労働省からは、日本版ガイドライン「無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針」が事務連絡の形で省内に2006年7月に発出された。  2007年6月には、「最終滅菌法による無菌医薬品の製造に関する指針」が出され、さらに2009年7月から、EU Annex 1改訂版に合わせて、無菌操作法による無菌医薬品製造指針改正班が立ち上がり、2010年7月に改正案の作成が完了し、その後2011年3月に事務連絡として発出され、また2012年11月に「最終滅菌法の指針改訂版」が出された。  このような状況を踏まえ、日米EU三極の生物製剤を含む無菌医薬品製造に関するGMPや指針に基づく議論が進められているが、厚生労働省は2012年3月にPIC/S加盟申請が受理され、2014年5月~6月頃にもPIC/S加盟が承認される可能性が出てきている。  PIC/Sにおける査察で特に求められる可能性があるのは、科学的論拠による製造環境の常時モニタリングの実施であろう。特にクリーンルーム環境における空調システムでは、アラート・アクションの明確な設定と管理であり、本講座では、三局の動向を踏まえたこれらの点に焦点化して解説する。

  1. 局方における微生物管理の考え方とアラート・アクションレベルの設定の意義
  2. 医薬品の品質における微生物管理と環境管理の関連性
  3. 無菌操作法による無菌医薬品製造に関する指針の重要性と空調管理
  4. 環境微生物の挙動と生命体の科学的視点からの医薬品製造管理の重要性
  5. 環境モニタリングの考え方と製造工程でのクリーンルームの滅菌・除染法、菌の増殖防止
  6. PIC/S加盟におけるギャップ改善
    1. 今迄とここが変わる!クリーンルームにおけるPIC/S加盟後の指摘事項
    2. PIC/S査察対応のポイント
    3. モニタリングの頻度と方法
  7. クリーンルームの運営
    1. クラス別の狙うべきパーティクル数値の適正は?
    2. パーティクルの発生基準
    3. 汚染を防ぐための対策
    4. 入退出のポイント
      • 手洗い、消毒
      • 更衣 (クラス別の服装や消耗品の選定基準、着こなし方)
      • 物と人の動線管理の留意点
  8. 5Sのやり方とポイント

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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