本セミナーは、撥水、親水、撥油、ハードコートのセミナーを3テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 145,900円(税込) → 割引受講料 119,700円(税込)
日時
- 2014年3月17日 10時30分〜 2014年3月17日 16時30分
- 2014年3月20日 10時30分〜 2014年3月20日 16時30分
- 2014年4月24日 10時00分〜 2014年4月24日 16時35分
プログラム
2014年3月17日「超撥水・超親水化技術概論」
超撥水および超親水性の機能性材料は、プリントや接着を含め様々な生活用品や衣料、また、自動車のフロントガラスやミラー、建造物の外壁や窓ガラス、医療分野など広く利用されている。 最近では、ディスプレイ用機能性フィルム、太陽電池、燃料電池、電気二重層キャパシタといった、エレクトロニクスや新エネルギー分野への応用展開も試みられ、関心を集めている。 本講演では、こうした超撥水性および超親水性についての基礎的な知識と原理について詳述する。基本的な原理を理解することにより、実際上のさまざまな局面への正しい応用が可能となる。
- 基礎
- 基材表面と表面エネルギー
- 水と基材の相互作用と制御の考え方
- 撥水性と親水性の違い
- なぜ超撥水・超親水現象が起こるか
- 撥水性・親水性の向上に役立つ因子
- 撥水性・親水性を制御するには
- 撥水性・親水性の測定と評価
- 静的接触角の測定と評価
- 動的接触角の測定と評価
- 超撥水化技術と超親水化技術
- 超撥水化技術
- プラズマ処理
- フッ素系表面改質剤による処理
- 化学吸着法による処理
- ゾル-ゲル法
- 超親水化技術
- プラズマ処理
- ゾル-ゲル法
- 光触媒による超親水化
- 添加剤による処理
- 超撥水化技術
- 超撥水・超親水化技術の実際
- 超撥水ガラス
- 繊維への超撥水加工
- 燃料電池、太陽電池などエネルギー関連機器と超撥水性
- セルフクリーニング・防曇
- 電極材料と超撥水化
- 次世代ディスプレイと超撥水化
- プリント基板
- LCDへの応用
- 医療材料と超親水性
- 質疑応答・名刺交換
2014年3月20日「ハードコート材料技術と指紋付着防止技術」
第1部 : UV硬化型ハードコート剤の設計・選定とさらなる高機能化
(2014年3月20日 10:30~12:10)
UV硬化技術は、環境、生産性に優れる技術として適用範囲が広がっている。UV硬化型樹脂の分類と特徴の解説および、技術トレンドについても具体例を基に紹介をする。- UV硬化型ハードコートとは?
- ハードコートの処理方法と特徴
- 用途ならびに要求特性
- UV硬化型ハードコート剤の設計
- 反応性モノマーの構造と皮膚刺激性 (P.I.I) 低減の手法
- 反応性オリゴマーの合成法と物性
- 光重合開始剤の構造と選定のポイント
- UV硬化型ハードコート剤の高機能化
- 鉛筆硬度のレベルアップ手法について
- 帯電防止性付与の手法と特徴 (イオン系、導電性高分子系、金属酸化物系)
- 指紋防止処理について (撥水撥油系、親油系について)
- 加工性付与の手法について
- 質疑応答・名刺交換
第2部 : 有機-無機ハイブリッドハードコートの多機能設計とその評価および最新動向
(2014年3月20日 13:00~14:40)
これまでの豊富な基礎的研究成果に基づき、当該分野の幅広い応用展開について具体的に提言する。
- ハードコート剤の合成と設計
- ハードコート剤とは何か
- ゾルゲル法について
- ハードコート剤の調整因子
- シリコンアルコキシドの種類
- 加水分解触媒の種類と量
- 水の量
- 溶媒の種類と量
- 高機能ハードコート剤の合成と設計
- ジルコニア等との複合化
- 有機高分子とのナノハイブリッド化
- ハードコートの評価
- コート液
- 硬度と耐擦傷性
- 密着性
- 柔軟性
- 化学的耐久性
- 透明性
- 膜厚
- 最新動向
- ガスバリアーハードコート
- 帯電防止ハードコート
- 一液ハードコート
- 防汚ハードコート
- 質疑応答・名刺交換
第3部 : フッ素系コーティングによる汚防技術・指紋付着防止と耐久性評価
(2014年3月20日 14:50~16:30)
- フッ素系コーティング剤の種類:基本構造と特徴
- 表面張力の基礎
- 防汚コーティングのメカニズム
- フッ素系コーティング剤の種類と特性
- フッ素系コーティング剤に用いられる溶剤
- 防汚コーティングの評価方法
- 動的接触角測定
- 簡易試験法
- 耐久性評価方法
- 耐久性試験方法とそのコツ
- 反応型防汚コーティング剤:使用上のノウハウ
- フッ素系コーティング剤:実用例
- 防汚実用例
- 防湿コーティング剤
- 低摩擦コーティング剤 他
- 質疑応答・名刺交換
2014年4月24日「超撥水・撥油性表面技術動向」
第1部 はつ水/はつ油性表面の設計指針と技術動向・課題
(2014年4月24日 10:00〜11:20)
これまで、固体表面のぬれ性 (はっ水性/はつ油性) は、静的接触角の大小で評価されることが一般的であった。しかし、静的接触角の値が同じでも、表面状態によって液滴は異なった動的挙動を示す。本講演では、固体表面のはっ水/はつ油処理に関する研究動向・課題を概説するとともに、表面形状と有機フッ素化合物に依存した従来型の蓮の葉構造表面とは一線を画するこれまでにないはっ水性/はつ油性表面を紹介する。
- 濡れの基礎
- Youngの式 (濡れの基本式)
- 表面張力と表面エネルギー
- CassieとWenzelの式 (凹凸表面、複合表面における濡れ)
- CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
- 既存理論を否定する研究事例
- 3相接触線の重要性
- 動的濡れ性について
- 動的濡れ性とは?
- 動的濡れ性制御の重要性
- 動的接触角と測定方法
- 接触角ヒステリシスとは?
- 接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
- 接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
- 接触角ヒステリシスと滑落性の関係
- 最近のはっ水/はつ油処理の研究動向
- 最近のはつ水処理の研究事例
- 最近のはつ油処理の研究事例
- 優れた滑液性を可能にする新しい表面処理
- フッ素系シリカ系ハイブリッド皮膜
- 非フッ素系シリカ系ハイブリッド皮膜
- 今後の展開
- まとめ
- 質疑応答・名刺交換
第2部 ナノ粒子スプレーコーティング法による超撥水性表面の創成と評価
(2014年4月24日 11:35〜12:55)
水にまったく濡れない「超撥水表面」の原理と作製法について解説する。 これまでに開発された技術を概観すると同時に,講演者が提案している「無機ナノ粒子のスプレーコーティングによる超撥水薄膜形成技術」を紹介する。 超撥水表面に興味をもつ技術者の方に対して,作製法・分析法等の具体的なノウハウを伝授することが講演の目的である。
- 固体表面の濡れと超撥水性
- 表面濡れ性の支配因子 (1) 表面エネルギー
- 表面濡れ性の支配因子 (2) 表面粗さ
- 超撥水性について
- 超撥水薄膜の作製法
- ドライプロセス
- ウェットプロセス
- 超撥水表面の設計指針
- ナノ粒子のスプレーコーティングによる超撥水薄膜形成
- スプレーコーティング法における撥水性の制御因子
- 超撥水薄膜の現状と課題
- 超撥水表面の耐久性・再生
- 超撥水性と透明性の両立
- 超撥水表面の応用
- 質疑応答・名刺交換
第3部 透明基材表面の防汚性超撥水撥油表面加工技術と応用展望
(2014年4月24日 13:40〜15:00)
近年、建物や乗り物、各種電子機器、光学機器等の高度化に伴い、実用性と快適性の面から、防汚性の向上が望まれるようになってきた。防汚性を向上させるためには、基材表面の表面エネルギーを低減させる必要がある。
ここでは、フッ化炭素系化学吸着単分子膜と基材表面の粗面化技術を組み合わせた可視光広域で透明で且つ極低表面エネルギーな表面加工技術を紹介する。
- 背景
- 各種基材表面の防汚加工への要望
- 技術開発への要望を如何にして達成するか
- 可視光で透明 (基材の透明度を損なわない)
- 撥水性は、一般では水滴角で150°以上、 耐指紋付着防止用では165°以上
- 耐熱温度85℃以上
- 耐磨耗性は、加重300g/cm2で 5000回以上 (用途による)
- 耐擦傷性は、鉛筆硬度で5H以上
- 応用展望
- 各種太陽エネルギー利用装置への応用
- 各種乗り物への応用
- ガラス窓
- バックミラー
- バックモニター など
- 各種ディスプレーへの応用
- スマートフォン
- タブレット等のタッチパネル
- 質疑応答・名刺交換
第4部 有機無機ハイブリッド多孔体の構造制御と機能化 – 超撥液性表面をもつ柔軟材料 -
(2014年4月24日 15:15〜16:35)
有機無機ハイブリッド組成から得られる細孔構造を精密に制御した多孔体は、可逆的な圧縮変形が可能でハンドリング性に優れ、大気圧乾燥プロセスでの製造が可能なエアロゲルや、超撥液性表面を簡便な合成法で実現する柔軟材料「マシュマロゲル」などの、ユニークな機能を発揮する材料である。合成の基本から、物性制御手法と応用例までを解説する。
- ゾル-ゲル法による多孔性低密度材料の作製
- ケイ素アルコキシドの加水分解重縮合
- シリカオリゴマーの重縮合とゲル化
- 湿潤ゲルの熟成と乾燥操作
- 低密度・透光性材料作製に必要な条件
- 有機無機ハイブリッドエアロゲル
- 3官能アルコキシシランのゾル-ゲル反応
- 透明で均一なゲルの作製方法
- 微細構造に及ぼす界面活性剤の影響
- 可逆的圧縮変形のメカニズム
- 常圧乾燥による低密度キセロゲルの作製
- エアロゲルの断熱用途への応用
- 多孔質材料の熱伝導率に影響を及ぼす因子
- 気体の平均自由行程と多孔質材料の細孔径
- 高断熱・透光性窓への挑戦と課題
- IH調理用耐熱断熱食器
- 超撥液性表面をもつ柔軟材料「マシュマロゲル」
- 2官能+3官能ケイ素アルコキシドの共重合
- マクロ多孔構造の形成原理と制御手法
- 撥水吸油性マシュマロゲルの分離機能
- 撥水撥油性表面の作製とさらなる機能化
- 質疑応答・名刺交換
会場
受講料
- 1名様: 114,000円(税別) / 125,400円(税込)
- 複数名: 107,000円(税別) / 117,700円(税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名で参加の場合、1名につき 7,000円(税別) / 7,350円(税込) 割引
- 3名で参加の場合、1名につき 10,000円(税別) / 10,500円(税込) 割引
- 同一法人に限ります。
複数コース同時申込割引受講料ついて
- 全3コース受講料 145,900円 (税込) → 申込割引受講料 119,700円 (税込)
- 2コース受講料 79,800円 (税込)
対象セミナー
- 2014年3月17日「超撥水・超親水化技術概論」
- 42,667円 (税別) / 44,800円 (5% 税込)
- 2014年3月20日「ハードコート材料技術と指紋付着防止技術」
- 47,429円 (税別) / 49,800円 (5% 税込)
- 2014年4月24日「超撥水・撥油性表面技術動向」
- 47,500円 (税別) / 51,300円 (8% 税込)