FDTD法を用いた電磁界解析の基礎・高精度化・高速化・応用例

FDTD法は、電波や光など電磁波の解析やシミュレーションに広く用いられています。FDTD法に基づくシミュレータも販売されていますが、原理は非常に簡単ですので自分でプログラムを書き、解析に使用することができます。 　本セミナーでは、FDTD法の基礎、FDTD法の誤差要因と高精度化、様々な高速ハードウェアによる高速化手法、実際の問題への応用例についてお話しします。

1. FDTD法の基礎
   1. Maxwellの方程式
   2. 差分方程式
   3. アルゴリズム
2. FDTD法の誤差と高精度化
   1. 分散関係式による数値分散誤差
   2. 浮動小数点演算による丸め誤差
   3. 最適パラメータ選択および高次差分による高精度化
3. FDTD法の高速化
   1. PCクラスタ・マルチコアPCによる高速化
   2. FPGA・Cell/B.E.による高速化
   3. GPU・GPUクラスタによる高速化
4. 実際の問題への応用例
   1. 室内電波環境可視化
   2. 地中レーダシミュレーション
   3. 雷放電電磁界解析