ダイコーティングの現場でのトラブルとその対策

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会場 開催

本セミナーでは、ダイコーティングを実践する際に必ず問題となる、塗布スジ、塗布ムラ、膜圧分布、送液技術と対応策について網羅的に習得していただきます。

日時

開催予定

プログラム

ダイコーティングは密閉&前計量方式のメリットから、厚膜塗布から薄膜塗布に至るまで様々な用途で用いられています。先端分野にも用いられ、技術的にも確立されてきております。しかしながら、生産、製造現場でのダイコート技術の実用化にはケースバイケースの課題が発生します。  そこで今回は実用化、現場でのスキルアップを図っていただきたく、ダイコーティングを「基礎と乾燥理論」、「設計・開発期間の短縮の為の流体解析」、「現場でのトラブルとその対策」の観点から3つのセミナーを企画いたしました。 段階的に目的にあったスキルアップを図っていただけます。  全コースに参加することで、生産・製造のみならず、研究・開発の現場でもすぐ役立つ知識とスキルを身につけていただけると確信しております。もちろん特にご興味があるセミナーのみの参加も可能です。

 塗布技術の中で、ダイコーティングが、エレクトロニクス分野に導入されてから長い年月が経過しており、技術的にも確立されつつある。しかし、現場にダイコート技術を導入し、実用化を図ろうとした場合に、必ず解決しなければならない課題として、塗布スジ、塗布ムラ、泡起因のトラブル、ブツ (異物)等の課題・問題がある。  講師は塗布現場における経験が長いため、今までに現場で経験した、ダイコート技術の問題点等に触れるつもりであるが、今回はその中で、塗布スジ (縦スジ) 、塗布ムラ (横段ムラ、乾燥ムラ) 、幅方向の膜圧分布の問題、送液技術 (泡、ブツ) などに特化した課題を重点的に論じたい。

  1. 精密塗布技術の位置付け
    1. 塗布技術の位置付け
      • 処方設計
      • 塗布技術
      • 送液技術
    2. よく利用されているダイの塗工方式
      • ダイ
      • カーテンダイ
      • LCD用ダイ など
    3. 塗布可能領域
    4. 塗布可能領域に及ぼす諸因子
    5. 設備技術の対応
      • 先端形状の加工仕上げ精度の向上
      • 先端への超硬合金の導入
    6. 生産技術対応
      • 巾方向の膜厚均一化
  2. 実用化時に考えられるトラブル・問題点とその対応策
    1. 塗布スジ対応の発生原因と対応
      • ダイ先端部への泡のトラップ
      • ダイ先端部へのブツ (異物) のトラップ
      • ベースに付着しているゴミ (異物) のトラップ
      • ダイ先端部またはスリット部での塗液の乾き
      • ダイ先端エッジ部でのベース削れ
    2. 塗布ムラ
      • 横段ムラ
      • 塗布ムラ
      • 乾燥ムラ
    3. 機能性フィルムのクリーン化技術
      • 異物
      • ゴミ対策
    4. 巾方向の膜厚分布の均一化対応
      • スリット巾のチェック
      • テンションチェック
      • スロット径・形状チェック
      • スペーサー形状チェック
      • 給液方法
    5. エッジ処理 (耳処理)
  3. 精密塗布技術を支えている周辺技術
    1. 送液システム
    2. 脱泡技術
    3. ろ過技術
    4. その他
      • 現場における洗浄技術
      • ベースのクリーン化及び雰囲気のクリーン化技術
  4. 最近、現場でよく話題になる塗布技術の課題、問題点
    • 液晶製品の部材として利用されている機能性フイルムの塗布技術の課題及び問題点についても触れたい
      • ダイコート
      • グラビアコート
      • バーコート など

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

複数名同時申し込みで特別割引

2名で参加の場合1名につき7,350円割引
3名で参加の場合1名につき10,500円割引 (同一法人に限ります)