特許を統計的に処理して作成されるパテントマップ (いわゆる統計的パテントマップ) は他社の出願動向を把握するなど限定された目的には有用ですが、そこから開発のアイデアを創出することは困難です。しかし、機能展開型パテントマップとTRIZ (発明的問題解決理論) などの新しいアイデア発想法と組み合わせることにより、技術開発に有効なアイデアの創出と網羅的な特許網の構築が可能となります。新しいアイデア発想法として、類似思考の一種である生体模倣技術 (バイオミメティクス) も有効です。
本セミナーではこれらの手法について詳細に解説すると同時に、パテントマップ作成の基礎になる特許の権利範囲の読み方および特許の価値評価などについても解説します。また、理解を深めるための演習を2回取り入れています。
- 技術開発とパテントマップ
- 技術開発におけるパテントマップの位置づけ
- 商品のライフサイクルと特許出願
- 特許要件と拡大先願
- サブマリン特許
- 特許出願とノウハウ
- 先使用権
- 特許情報の収集と活用法
- 特許電子図書館の活用法
- 先行技術調査の基本
- 特許の権利範囲
- 特許請求範囲の縮小解釈
- 特許請求範囲の拡大解釈 (均等論)
- パラメータ (数値限定) 特許
- 特許請求範囲の補正
- 特許の価値評価
- 既存の特許価値評価モデル
- 新しい特許価値評価モデル (PatVM)
- 統計的パテントマップの作成と活用
- 統計的パテントマップの種類
- 統計的パテントマップの作成例
- 時系列パテントマップの作成と活用
- 時系列パテントマップの特長
- 時系列パテントマップの作成例
- 技術体系パテントマップの作成と活用
- 技術体系パテントマップの特長
- 技術体系パテントマップの作成例
- 演習 (Ⅰ)
- 機能展開型パテントマップの作成と活用
- 機能展開型パテントマップの特長
- 機能展開型パテントマップの作成手順
- 機能展開型パテントマップの作成例
- 既存のアイデア発想法
- 種類とその特徴
- 問題点
- TRIZ (発明的問題解決理論)
- TRIZとは
- TRIZのEffects (科学技術原理) とは
- Effects のデータベースとその活用法
- 生体模倣技術 (バイオミメティクス)
- バイオミメティクスとは
- バイオミメティクスの活用例
- バイオミメティクスのデータベースとその活用法
- ヤングのアイディア創出法
- 網羅的特許網の構築
- 網羅的特許網の作成手順
- 網羅的特許網の構築例
- コンセプト特許
- 特許ポートフォリオ
- 特許ポートフォリオとは
- 特許ポートフォリオの活用事例
- 演習 (Ⅱ)