本セミナーでは、エクセルギーの基礎から解説し、損失の見える化とその低減を体験していただきます。
さらに、今後エネルギーシステムの効率改善に必要な要素機器の開発課題を事例を交えて詳説いたします。
省エネルギーは、これまで産業・運輸および民生部門で積極的に図られてきましたが、東日本大震災による原子力発電所の停止に伴う電力不足から、太陽光、太陽熱、地熱、風力などの自然エネルギーの活用とともにコージェネレーションの普及拡大が期待されています. このような中で、エネルギーの質を電気あるいは動力と同一価値で評価できるエクセルギーが、従来のエンタルピーによる熱力学第一法則では表わせない燃焼,伝熱,混合などエントロピー増加に伴う損失の見える化の面で注目されています. 大阪ガスが2010年4月から4年間に亘って、大阪大学との共同研究講座で培ってきたエクセルギーデザイン学を多くの皆様にご理解いただくため、本セミナーを企画しました. 本セミナーでは、数式をほとんど使うことなく、エクセルギーとは何かを理解していただくとともに、クラウドコンピューティングにより、エクセルギーデザイン (損失の見える化とその低減) を体験していただき、さらに今後エネルギーシステムの効率改善に必要な要素機器の開発課題をいくつかの事例で詳説します.