ビットコインが注目されている。米国では、現金化のためのATMができる一方で、現金化に対する規制が掛かったり、ビットコインを対象とした金融商品ができたりなど、金融市場の一部として機能し始めている。
本講演の前半では、その成り立ちから様々なサービスへの活用状況など、ビットコインの利用状況について概観し、可能性と課題を整理する。
後半では、アメリカおよびドイツで指摘されている法律上の諸課題や、議会での検討内容、当局による見解を紹介する。その上で、資金決済法など日本法における論点と、現時点で考えられる示唆を提示する。