(2014年2月17日 14:00〜14:55)
文化庁 著作権課 課長補佐
所 昌弘 (ところ まさひろ) 氏
デジタル化が進み、世界中がネットワークを通じて情報を共有できる時代、著作権を巡る課題は多様化している。文化庁では様々な著作権にかかる課題のうち、早急に検討を要する事項について文化審議会著作権分科会で議論し、必要な法改正を行っている。
本講義では、今年度の審議会で議論された電子書籍時代における出版権の在り方、クラウドサービス、文化庁長官裁定制度の在り方についての審議状況を報告するととも、北京条約 (仮称) など最近採択された条約、自炊やJASRACに対する公正取引委員会の審決の取消訴訟判決など注目された判決など最近の著作権を巡る課題について解説する。