第1部 <特別招聘> 経済産業省による講演&名刺交換
エネルギーマネジメントに関する要点とスマートコミュニティ推進に向けて
(2014年2月18日 13:00〜14:00)
東日本大震災を契機に関心が高まってきたエネルギーマネジメントに関してその普及政策の意義と現状の課題・取組に関して、スマートコミュニティの推進政策との関係性に触れながら紹介する。
- スマートコミュニティ推進におけるエネルギーマネジメント普及政策の意義
- エネルギーマネジメント普及に向けた現状と課題
- エネルギーマネジメントにおける技術的蓄積
- エネルギーマネジメントに関する標準化の検討
- エネルギーマネジメントシステムの導入補助
- 電力利用データを活用した新たなサービスの創出に向けて
- 質疑応答/名刺交換
第2部 次世代エネルギーマネジメントのビジネスとサービスの展望
1. 日本でのエネルギーマネジメントの現状と展望
~米国の事例 (Opower、Comverge、C3他) と日本での可能性
(2014年2月18日 14:20〜15:35)
70~80年代に米国で構想されたエネルギーの「見える化」はITのイノベーションによって具体化の途についた。
特に電力需給がタイトなエリアが多く、電力市場価格抑制に家庭用市場のピーク抑制が重視される米国では、具体的な家庭用DRやEE (エナジー・エフィシェンシー) プログラムが脚光を浴び、関連プレーヤーも盛んに活動している。彼らのビジネスモデルを俯瞰しつつ、日本での家庭用スマートコミュニティ事象と比較しながら日本での家庭用エネルギーマネジメントと可能性について検討する。
- 「見える化」の歩みと現況
- 「見える化」の歩み
- IT技術と「見える化」の進展
- 米国の家庭用エネルギーマネジメント
- 米国電気事業の現況
- 家庭用DRとEEの重要性
- データアナリティクス
- 米国エネルギーマネジメント企業の概要
- 各社の概要、ビジネスモデル
- と日本への展開可能性
- 日本での家庭用「見える化」
- 国内4実証の示唆~けいはんなを中心に
- 今後の見える化とビジネスモデル展望
- 質疑応答/名刺交換
2. スマートハウスにおけるエネルギーマネジメントビジネスの可能性
(2014年2月18日 15:45〜17:00)
ECHONET Lite機器が出揃ってきたことにより、家庭内のエネマネも見える化だけでなく機器制御による具体的な削減効果を求められる時期に来ている。一方で、継続的なビジネスとして定着させるにはエネルギー以外の付加価値が必要という指摘も多い。本講ではこれまでにおける省庁や民間企業の検討事例をふまえながら、生活者目線でのビジネスモデルの可能性について検討したい。
- スマートハウスの歴史と背景
- ホームオートメーション時代
- エネルギー制御への応用
- 住宅メーカーにおける取組事例
- 住宅単体、地域全体でのエネマネ
~四地域実証 (北九州) 、スマエコタウン晴美台等
- 現状の課題感と各社における取り組み
- スマートハウス整備WGでの検討事例
- 新サービスや新コンセプトのアンケート調査
- 結果および業界間のモチベーションの違い
- 住宅におけるエネマネビジネスの方向性
- 制御による削減効果か付加サービスか?
- 住宅のサービスプラットフォーム化の推進
- 質疑応答/名刺交換