本セミナーでは、化学蓄熱の可能性を基礎及び開発事例から解説いたします。
エネルギーの有効利用は従来から検討されているが、さらなる利用の高度化には熱エネルギーの活用技術が必須である。
本講義は熱エネルギー利用の技術動向を示す。中でも今後重要となる化学蓄熱の可能性を基礎及び開発事例から解説する。最近はエンジン、産業プロセス、電力機器、再生可能エネルギー等から発生する未利用の200~400℃域の中温熱の回収・有効利用が求められている。
これに応じた化学蓄熱技術を取り上げ、その原理、応用事例を示す。また、新たな材料開発事例など化学蓄熱関連の発展可能性を解説する。
さらに化学蓄熱システム基礎演習を行い、演習を通して受講者の化学蓄熱の具体的な理解を深め、蓄熱装置開発技術の基礎力を養成する。