本セミナーでは、抗菌性の発現のメカニズムと、その対策、また評価法について解説いたします。
成熟した先進国の一つである我が国において、 感染症を防ぎ、衛生環境を向上させることは重要な問題である。 これはとりわけ高齢化社会となった現在、あるいは近未来においてきわめて重要な問題となっている。これからの材料は機能性のみでなく、環境に優しく、また細菌やカビに対して影響を受けにくい、いわゆる人に優しい材料がますます必要となってくるであろう。
抗菌性はその一つの重要な要素であり、本講義では、これらの発現のメカニズムと、その対策、また評価法について明らかにしたいと考える。