本セミナーでは、欧州・アジアにおける食品・容器包装の最新の規制動向について詳解いたします。
欧州では2011年5月1日食品包装材料への新たなプラスチック規則 (PIM) が施行された。EFSAは2012年3月30日コーティング剤・色材・印刷インキなどプラスチック以外の食品接触材料のリストを示した。中国では2009年6月1日施行された食品容器、包装材料用添加剤使用衛生標準GB9685-2008に対し、新たに2011年10月11日既存樹脂の、2012年4月9日既存添加剤の認可物質、11月16日より順次認可予定物質が示された。また2011年5月23日新規物質申請受理規定が公布され、順次新規添加剤の認可が示されている。
一方食品接触材料関連国家標準の大規模な改正計画が示された。欧州、米国、中国、インド、インドネシア、ヴェトナム、オーストラリア/NZ、南米Mercosur5ケ国、湾岸協力会議GCC6ケ国、トルコはポジティブリスト (使用が認可された化学物質リスト) 制度を採用している。
日本はネガティブリスト (使用が禁止された化学物質リスト) 制度をとっており、法制上海外整合性に課題がある。こうした海外の動きにより国内においても法整備と企業対応の必要性が増している。
講演ではこうした海外の最新状況に国内の動きを含めて紹介し企業が必要とする対応を明らかにする。