現在フィルムの高機能化が強く求められている。塗布方式は高機能フィルムを製造する有効な方法である。高機能フィルムには高機能と同時に汎用機能と欠陥が無いことも要求される。
本講演では塗布によるフィルムの高機能化の考え方と汎用性能付与、欠陥防止について紹介する。
- 初めに
- 本日の内容
- 高機能フィルム
- 高機能フィルムとは?
- 高機能フィルムの形態
- 基材
- 基材の種類
- ポリマー基材の特徴
- 塗布層の構成要素
- バインダー
- フィラー
- 架橋剤
- 界面活性剤
- ポリマー
- マット剤
- すべり剤
- 可塑剤
- 消泡剤
- UV吸収剤・光安定化剤
- 溶媒
- 塗布層の形成
- 塗布層の形成方法
- 水系塗布と溶剤系塗布
- 塗布液の構成成分と物性
- 塗布層の乾燥過程
- 高機能性の付与
- 屈折率制御
- バリア性付与
- 表面抵抗率制御
- 高機能化の弊害
- 汎用機能の付与
- 汎用機能の重要性
- 接着
- くっつき
- すべり
- ゴミ付き
- 塗布層の欠陥とその防止
- 欠陥の発生
- 白化
- ハジキとへこみ
- ゆず肌
- 割れ
- まとめ