本セミナーでは、これまでに行われてきた香りの生理、心理的な効果を評価する技術や手法について解説し、また、次世代香り開発研究のための統合生理学的な評価手法 (大脳生理評価、睡眠改善評価、抗ストレス評価、疲労回復評価法など) についても詳解いたします。
近年、香り評価技術や関連製品は、家庭品や化粧料に留まらず、繊維アパレル業界さらには、医療分野にまで展開されており、その範囲は、生活全般に及んでいると言っても過言ではない。このような香りの積極的な利用は、今後もさらなる展開が期待される。したがって、香り評価における現状の課題を明らかにした上で今後、新評価系の開発検討がさらに重要でなってくるものと思案される。 そこで、本講前半では、これまでに行われてきた香りの生理、心理的な効果を評価する技術や手法を多数紹介するとともにそれら評価法の課題についても言及したい。さらに後半では、次世代香り開発研究のための統合生理学的な評価手法 (大脳生理評価、睡眠改善評価、抗ストレス評価、疲労回復評価法など) について詳細な解説を行う予定である。