本講座では、プラスチック成形品設計の留意点についてわかりやすく説明いたします。また、成形品設計の観点から、プラスチック素材、金型、成形加工の基礎についても詳解致します。
日常生活で「プラスチック」が使われていないモノを見つけることが困難なほどに、「プラスチック」は我々の生活の中に浸透しています。スマートフォンなど携帯通信機器の目まぐるしく進化している製品にもプラスチックは使われています。 小型化、薄型化、軽量化、省電力化、機能・性能の高度化、低コスト化などは、当然これから開発設計される製品にも要求される要素となります。製品設計者はこれらの市場要求に応えるために、製品要件を整理して製品設計や部品設計に当らなければなりません。 材料だけ、金型だけ、成形加工だけの断片的な偏った知識では良い成形品設計はできません。良い成形品設計には、プラスチック素材特性、金型構造および成形加工の留意点を良く把握し、設計全体のバランスを図ることが重要です。 本講座では、成形品設計の留意点をわかりやすく説明いたします。また、成形品設計の観点から、プラスチック素材/金型/成形加工の基礎を説明いたします。 当日はいろいろなプラスチック成形品サンプルを持参します。図や写真だけではわかりにくいものも、実際に見て触っていただくことにより理解が深まるものと思います。