本セミナーでは、特許権者側、侵害者側の代理人として手掛けてきた講師の豊富な経験を踏まえ、行使・交渉のテクニックの伝授いたします。
知的財産基本法が成立した2002年から10年を経ようとした現在、低コストを求めての生産拠点の海外流出、廉価商品の国内流入等の経済状況の劇的変化の中で、「アイディア」を強い権利として如何に取得し、如何に効率的に行使し、如何に企業の利益として現出させるかが業容の維持拡大にとって極めてクリティカルな問題となって来ています。 毎年公表される政府知的財産戦略本部による知的財産推進計画とは裏腹に、直近5年間における特許権に関する訴訟の実績は必ずしも権利者に有利なものとは言えませんでした。ここに至り、産業界からの強い声に押され裁判所の判断傾向にも変化が見られ始めましたが、訴訟を最終手段とする前段階として権利行使の交渉が重要な企業のストラティジーとして威力を発揮することは言うまでもありません。 講師が弁護士として東西の特許権関連訴訟のほかに特許権者側、侵害者側代理人として手掛けてきた多数の経験を踏まえ、行使・交渉のテクニックのキーポイントをお伝えできれば幸いです。