インプラント・ウェアラブル型機器のエネルギーデバイス技術最前線

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プログラム

1部 医療・ヘルスケア分野のエネルギーハーベスト技術動向と今後の展望

(2014年2月26日 10:00〜11:30)

 周りの環境から、光、熱、振動、電波などのエネルギーを収穫し、電力に変換するエネルギーハーベスティング技術は、電池交換や電源配線を不要とできるため、無線センサーなど小型電子機器の自立電源として注目が高まっている。ウェアラブル、インプラント機器への搭載を目指した技術開発も進みつつあり、医療・ヘルスケア分野への展開も期待される。

  1. エネルギーハーベスティングとは
    1. 環境中のエネルギーを電力に変換する
    2. 小型電子機器の自立電源への応用
  2. エネルギーハーベスティング技術動向
    1. 体内・ウェアラブル環境での発電可能性
    2. 各種発電技術の開発動向
  3. 医療・ヘルスケア分野への適用事例と応用可能性
    1. 医療分野
    2. ヘルスケア分野
  4. 将来展望と課題

2部 ヘルスケア/メディカル機器における全固体二次電池の技術動向と課題

(2014年2月26日 11:45〜12:55)

 全固体二次電池の動作原理、安全性を解説し、メディカルへの適応事例を紹介しながらシステム全体をどのように設計すべきかを解説する。また、最適なシステムを実現する上での課題についても解説する。

  1. はじめに
  2. 全固体二次電池の特徴 コインセル電池、スーパーキャパシタとの違いを含め、全固体二次電池の特徴を解説します。 動作原理をビデオを交え、ご紹介致します。 また、全固体電池の安全性についても解説を行います。
  3. エネルギーハーベスティングシステム エネルギーハーベスティングのシステム実現に必要な要素技術について解説を行います。 (トランスデューサー、パワーマネジメント、プロセッサ、および、無線通信までカバー)
  4. ヘルスケア/メディカルへの適応事例 全固体電池のヘルスケア/メディカル分野における応用事例を1つか2つ具体的にご紹介致します。
  5. まとめ 講演内容のサマリーを述べます。

3部 酵素による発電技術と安全&フレキシブル電源への展開

(2014年2月26日 13:45〜14:55)

 酸化還元酵素を利用するバイオ電池は、有機物のみで構成できる安全・安価な電源である。発電性能もmW/cm2レベルに達しており、いよいよ、ウェアラブルおよびインプラント機器と組み合わせた応用が検討され始めた。セミナーでは、バイオ電池の原理および技術開発の経緯と現状を紹介し、将来展望も述べる。

  1. 酵素による発電の原理
  2. バイオ電池の特徴 (長所・短所)
  3. 技術開発の経緯と動向
    1. 電極のナノ構造制御
    2. 電極への酵素複合化
    3. 長期保存技術
  4. 国内・世界の最新研究
    1. 生体液 (血液・組織液) からの発電
    2. 体内埋め込み発電へのチャレンジ
    3. センサとしての利用
    4. フレキシブルなバイオ電池のウェアラブル応用
  5. バイオ電池の特徴 (長所・短所) を最大限に活かすデバイス応用とは

4部 ワイヤレス給電方式の技術動向と実用化への課題

(2014年2月26日 15:10〜16:40)

 非接触で電力伝送可能なワイヤレス給電方式の技術動向を解説し、主な応用分野における実用化への課題について議論する。

  1. ワイヤレス給電方式の概要
    1. マイクロ波
    2. エバネッセント波
    3. 磁界共鳴
    4. 電界共鳴
    5. 電磁誘導 (変圧器型)
    6. 電磁誘導 (共振型)
  2. ワイヤレス給電方式の応用例
    1. 医療分野
      1. ペースメーカ
      2. 電気刺激素子
      3. ハイパーサーミア素子
      4. センサ用給電素子
    2. 家電分野
    3. 電気自動車
  3. 医療・ヘルスケア分野における実用化への課題

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
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