「いいものを作ったのに売れない」…このような疑問をよく耳にします。本当に「いいもの」とは何でしょうか?「いいもの」=「売れるもの」なのでしょうか?本講演では、このような疑問に五感の心理メカニズムという観点から一つの可能性を提示したいと思っています。
- 人間の認知システム
- ヒトは「何を」買っているのか?〜欲求の段階説
- 「何か足りない」→購入:ニーズに基づく購買行動
- 「欲しい」→購入:ウォンツに基づく購買行動
- 「好き」「幸せ」→購入:感情に基づく購買行動
- 商品認知の科学
- 食品の場合:あじ≠味覚
- 生活用品の場合:五感の統合
- ブランドイメージと脳
- 「ブランド」の魔力:先入観の脳メカニズム
- ボトムアップとトップダウン:思わず手に取る行動の仕組み
- 消費者心理の理解
- 保有効果と認知的不協和:「これまで使っていたから」買いの理解
- 購入の決断ととりやめにおけるヒューリスティック思考
- 後悔しない (させない) ブランドをプロスペクト理論から理解する
- まとめ