世界における石油精製装置は増加の傾向にあり、それにともなって触媒の生産量は年々増加している。LIOPのプラットフォーミングの例のように触媒を制するものは世界を制するといわれ、同社の白金/アルミナ触媒は60年以上世界に君臨している。ノーベル化学賞の多くも新しい触媒の発見による化学物質の創製である。
一方世界における自動車の生産量も年々急拡大しており、環境保護の観点からNOx、CO、炭化水素、パーティキュレートマター等の排出ガス浄化触媒の開発は重要であり、各国で盛んに研究されている。わが国の技術の進捗は著しい。このような現状をかんがみ、本セミナーを企画し、開催する運びとなった。
- 最近の燃料油製造方法の進歩
- 装置構成
- 蒸留
- 燃料油
- 精製プロセス
- 水素化脱硫
- 接触分解
- 接触改質
- アルキル化
- MTBE
- 新燃料油の開発動向
- シェールガス
- シェールオイル
- カナダ・オイルサンド油
- バイオ燃料油
- コロイダル燃料油
- GTL
- 石油精製触媒の進歩
- 市場動向
- 触媒開発の原動力
- ガソリン製造用触媒
- 中質留分用触媒
- 触媒の物性測定法
- 自動車用排ガス浄化触媒の進歩
- 排ガス浄化処理の必要性と法規制
- 排ガス浄化の必要性
- エンジンにおける燃焼
- エンジン制御と排ガス
- 排出物、大気汚染物質と健康影響
- 光化学スモッグの発生
- 大気汚染と自動車排気ガス
- 排気ガス規制の変遷
- 日本の排出ガス規制
- 日本の大気環境
- 自動車排ガス処理触媒
- 排ガス浄化方法の候補 (1970年当時)
- 社会・自動車メーカーの動き
- 自動車排ガス処理触媒の構造
- 自動車排ガス処理触媒の機能
- 触媒層
- 貴金属 (Pt,Rh,Pd)
- 担体
- 酸素吸蔵材
- ハニカム
- 課題と解決
- 自動車排ガス処理触媒の製造方法
- ディーゼルエンジンの排ガス処理触媒
- ディーゼルエンジンの特徴、排気特性
- ディーゼルエンジンの排気処理技術
- 酸化触媒
- NOx吸蔵還元触媒
- ディーゼルパティキュレートフィルター
- 自動車排ガス処理触媒の今後の動向
- 工業製品としての排ガス浄化触媒
- そのほかの排ガス処理触媒