研究・開発・製造現場で生まれる暗黙知 (カン・コツ・ノウハウなど) は、企業が持つ固有技能である。しかし、この伝承はきわめて難しい。なぜなら、アウトソーシングできないばかりか、体験と経験によって獲得した表現の難しい内容であるからである。このセミナーでは、教育方法論に焦点をあてて、体系的に学習する。セミナー到達目標は下記の6点を設定している。
- 技術・技能伝承、人材育成を進めるための理論を知る。
- ベテランの持つ暗黙知を引き出し、伝える方法を知る。
- 職場の技術・技能を整理し、「能力マップ」を作成できる。
- 技術・技能伝承計画を作成できる。
- 暗黙知インタビューと技能分析表を作成できる。
- 技能伝承に必要な指導方法を知る。
- 技能伝承の事例を知る。
- Introduction
- 暗黙知があると何が起こるか
- 暗黙知とは何か、暗黙知の種類と階層
- 暗黙知を管理する方法
- 技術・技能伝承システムと展開の事例
- 技術・技能伝承の必要性と進め方
- 技能伝承の必要性
- 技術とは何か、技能とは何か
- 暗黙知はなぜ伝わらないか
- 技術・技能伝承の困難さ
- 能力マップと伝承計画の作成
- 能力マップの作り方
- 能力マップの分析から伝承計画を作る
- 教育用手順書、技能マニュアルを作る
- 技能伝承で役立つ、マニュアルとは
- 教育用手順書の書き方
- 技能分析表の書き方
- 動画を使ったマニュアル作成法
- 暗黙知インタビューの仕方
- 技術・技能伝承における指導のポイント
- OJT、SJTで指導するには
- 指導の5つの活動と指導の4原則
- 技能を伝える4つの方法
- 技能伝承活動の評価とフォローアップの仕方
- 現場力向上NAVIシステムを作る
- 現場力向上NAVIの内容と使い方
- 現場力向上NAVIの構成の仕方