溶融塩電気化学プロセスによる様々な「ものづくり」の技術シーズが創出され、環境・エネルギー・資源・ナノテクノロジーなどの広汎な産業領域で事業化への展開が期待されている。
本講では、それらの幾つかを具体例として取り上げ、原理から事業化への展望にまでわたって説明する。とりわけ、革新的炭素めっき技術については詳述する。
- 溶融塩とは
- 溶融塩電気化学プロセスとは
- 溶融塩電気化学プロセスによる「ものづくり」の具体例
- プラズマ誘起電解によるナノ粒子の創製
- 表面窒化
- レアメタルのリサイクル
- 水と窒素からのアンモニア電解合成
- 炭素めっき
- カーバイドイオンの陽極酸化による炭素めっき
- 炭酸イオンの陰極還元による炭素めっき
- 炭素めっき膜の特性評価
- 燃料電池用セパレータへの適用
- リチウムイオン電池用集電体への適用
- 蓄電デバイス用電極材料への適用
- 締結用部品 (ボルト、ナットなど) への適用
- その他の応用例
- 事業化への展開