建て替え・移転新築等計画が進展していく中で、①その進展していく計画へのかかわり、②新病院における運用へのかかわり、③現病院から新病院における経営面でのかかわり、の大きくは3つの「かかわり」が「病院とヒト (職員) 」の中で生じてきます。これは多かれ少なかれ、良かれ悪かれ、その場で働くヒト (職員) にもすべて「かかわり」あることです。
そこで今回、第1講義では、実際に計画に立ち会った病院さんの「かかわり」に関してのヒト (職員) 部分を中心とした出来事・問題・解決策・気苦労・トラブル・・・そして良かった面も踏まえて、話してもらいます。第2講義では、最近の病院建設事情をゼネコンの方に話して頂き、第3講義では、経験に基づき、計画遂行における期間、また終了後で起こる「病院とヒト (職員) 」間での出来事を踏まえながら、事前に回避する、良い面を取り入れる・・・を話し、皆さんで考えたいと思っております。
1. 新三九朗病院 -運用・経営面での職員とのかかわりを中心に
(2014年2月21日 13:00〜14:30)
- 進展していく計画でのかかわり~運用面でのヒトの巻き込み方?~
- 建替えが可能となった地域医療圏での増床計画と建替えの実現可能性
- 地域医療の中での自院の役割と医療連携体制
- 計画推進派と反対派の対立
- 新病院における運用面でのかかわり
~改善するのにヒトの仕事を変えられるか?~
- 外来における運用上の問題~診療室の個室化と予約診療制~
- 病床増加による患者受入れ体制の問題
- 患者さまの疾病構造と生活習慣病への取り組み
- 現病院から新病院における経営面でのかかわり
~このきっかけで、収支の改善又はさらなる向上を目指すのに、ヒトへは?~
- 建替え前~現在までの収支状況
- 黒字経営→赤字経営 (建替え後) →V字回復 (現在) までの取り組み内容
- 安定経営のための返済計画
- 今後の中小病院が考えるべき機能分化と在宅医療への取り組みについて
- 一般病床の今後の取り組み
- 在宅医療への取り組み
2. 病院の増改築・リニューアル事例-安藤ハザマの実績
(2014年2月21日 14:40〜15:00)
- 三九朗病院の増改修手順
- いくつかの増改築・リニューアル事例
3. 計画遂行中、終了後に起こる「病院とヒト (職員) 」間の問題解決法
(2014年2月21日 15:10〜16:40)
- 新しく病院を建てるのは誰のため?
- どこまで専門家になる?
どこまで期待する?院内スタッフに・・・!
- 今まで続けているルーチン業務って、誰が・・・何が・・・効率的なのぉ・・・?
- 根気とパワーと、そして「継続は力なり」「率先垂範」
- この大きな出来事を、折角の「きっかけ」として、利用・活用しなくては・・・!?
- やはり出世魚の「ボラの通り」
・・○○の詰りは、トップとしてのセンス・・・感性!?
- この「機会」を最大限に生かすには・・・みんな (職員) とどうしたら良いのか!?