本講演では、災害に強いモバイルネットワーク実現に向けた研究開発の取組みの状況とそれを支える最新の技術であるNFV (Network Functions Virtualisation) やオープンフロー/SDN (Software Defined Network) などの動向を今後の展望を含めて解説いたします。
東日本大震災の後、数多くの防災、耐災、減災への取組みが行われ、早期の対応が可能な対策については、既に実施されており、災害への耐久力について一定の向上が達成されている。モバイルネットワークについても同様に無線基地局の耐災害性強化など短期的に実施可能な施策は完了している。そうした状況から、耐災害性を更に向上させるための取組みである大規模災害後に発生する通信混雑への対策など、従来技術では解決が困難な課題への研究開発が一層重要となってきている。 本講演では、そうした現状を踏まえ、災害に強いモバイルネットワーク実現に向けた研究開発の取組みの状況とそれを支える最新の技術であるNFV (Network Functions Virtualisation) やオープンフロー/SDN (Software Defined Network) などの動向を今後の展望を含めて紹介する。