本セミナーでは、日本の多くの化粧品会社が着目しているアジア諸国のうち、中国、アセアンおよび韓国について、EU化粧品規制1223/2009と比較しながらその実際と対応方法について解説いたします。
化粧品を諸外国で開発・生産、あるいは日本から輸出しようとする際には相手国の規制・制度を正しく理解することが重要である。現在では、化粧品規制はかなり共通化されているが、国や地域ではその細部で微妙に異なる部分も多い。
EU化粧品規則が2013年7月から完全施行された。EUの化粧品規制の考えは世界の化粧品規制に大きな影響を与えてきている。特に、化粧品の基本である安全性や品質の確保、成分規制の考えは多くの国や地域で取りいれられて来ている。
本セミナーではその背景や施行予定のEU化粧品規則1223/2009で規定している定義、分類、成分規制、効能・表示、安全性や品質確保のために準備すべき資料および市販後安全性等について、その各条記載内容について詳細と各企業での対応法を解説する。また、日本の多くの化粧品会社が着目しているアジア諸国のうち、中国、アセアンおよび韓国について、EU化粧品規則1223/2009と比較ししながらその実際と対応方法について解説する。
また、安全性や品質の確保については、科学の進歩や時代背景で求められる内容が変化してきている。化粧品産業が今日求められているそれらの課題につても、日本と比較考察しつつ将来的な方向性について示す。
なお、本セミナーと同様な内容で2013年3月にも紹介させていただいたが、その後のEUやアジア諸国の規制動向も加えて解説する予定である。