実用機械の設計基礎

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会場 開催

本セミナーでは、機械設計について基礎から解説いたします。
講師の長い設計経験から得た設計のポイントをまとめ、様々なノウハウをお伝えいたします。

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プログラム

学校設計と実務設計は全く別物で、新人設計者が機械工学の知識を頼りに実際の機械を設計しても満足なものは出来ません。それは当然のことで、機械工学は各科目に分割され、機械の事象について分析した知識の体系です。実際の機械を設計するには、それらの知識を総合して、要求仕様から有形の機械にまとめあげるノウハウが必要なのです。  ベテラン設計者を含む団塊世代の大量定年退職が過ぎ、企業に蓄積されていた機械設計に関するそうしたノウハウは消滅しつつあります。 また、元来、機械設計は失敗を繰り返して、上司や先輩に叱られながら身につけるものとされてきました。しかし、低コスト・短納期が求められる現在、新人技術者が失敗を重ねているコストも時間もありません  そうした状況を踏まえて、本セミナーでは講師の長い設計経験から得た設計のポイントをまとめ、独自に体系化。初級技術者の手引きとなるものとなっております。例えば、設計構想の立て方で系統図法を使用したり、溶接設計では型鋼の刃を見せるな等、5~6年程度は実務に携わった技術者が身に付けている様々なノウハウを本セミナーでは開示する予定です。即戦力化を目指す実務経験が浅い方の参加をおすすめ致します。

  1. 機械設計の周辺知識
    1. 機械の設計とは何か
    2. 機械設計の手順
    3. 原価意識を持とう
    4. 制御の基本を理解する
    5. 特許の基本知識
    6. 設計ミスを防止する
  2. 設計構想の立て方
    1. 問題解決の方法
    2. 機構の選択
    3. 簡易機械の構想演習
    4. 電極の位置決め構想例
  3. 組立図の書き方
    1. 部分組立図を書くには
    2. 溶接構造を取り入れよう
    3. 市販部品の活用
    4. 安全への配慮
    5. 設計上の留意点
    6. 製作への配慮
    7. 運搬・据付への配慮
    8. 運転操作への配慮
    9. 保守・修理への配慮
  4. 組立図と機械要素
    1. 機械要素とは
    2. 軸受の使い方
    3. ボルトの使い方
    4. 軸設計のポイント
    5. 軸継手
    6. ピンの使い方
    7. 歯車
    8. チェーン伝動
    9. ベルト
    10. タイミングベルト
    11. ばね
    12. トグルクランプ
    13. 座金
    14. ハンドル・レバーの選定
    15. Oリングの使い方
  5. 部品図の書き方
    1. 部品図と部品表
    2. 部品図作成上の注意点
    3. 旋盤加工の部品図
    4. フライス盤加工の部品図
    5. ボール盤加工の部品図
    6. 平削り盤加工の部品図
    7. 溶接加工の部品図
    8. 鋳造の部品図
    9. 部品の表面硬化処理
    10. 部品の防錆処理
  6. 機械の設計事例
    1. 回転溶接機の改造設計
    2. コンベア旋回台の設計
    3. 部品洗浄機の設計

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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