(2014年1月31日 10:30〜12:10) エポキシ樹脂は、成形性、接着性、電気絶縁性、機械的強度、・・・と様々な特徴を持ち、多くの分野で便利に用いられている。エポキシ樹脂は主鎖の化学構造だけでなく、硬化剤をいろいろと選ぶことができるのと同時に、その種類によって物性も大きく変わり、適用されるアプリケーションによって選択されている。 本講では、エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂に使われるさまざまな硬化剤の化学構造と、その硬化メカニズムの基礎を解説し、合わせて硬化物の特徴を示す。
(2014年1月31日 13:00〜14:40)
ポリイミド樹脂は最も代表的な耐熱性樹脂である。分子設計の自由度が極めて高く、合成も簡便であり、特定ニーズに応じて最適なポリイミドの合成ができる。この講座では、ポリイミド樹脂の合成法やフィルム作製に関する注意事項、ポリイミド樹脂の分子設計・材料設計のポイント等につき、分かりやすく解説する。
(2014年1月31日 14:50〜16:30)
PET樹脂は、包装材料としての用途が多いが、最近、電気・電子関係の工業用用途の素材としても重要な存在となっている。 本セミナーでは、PET樹脂の基本的な特性と各種特性の制御・向上技術について述べる。また、PETフィルムの構造、分子配向、表面特性、ガスバリア性などの解析・評価法について解説し、各種の特性を生かしたPETフィルムの用途展開についても言及する。
(2014年1月31日 10:30〜12:10)
ポリウレタンは、軟質および硬質フォーム、塗料、接着剤、シーラント、エラストマーならびにレンズなど幅広い分野で使用されている多様性をもったポリマーである。それゆえ、ポリウレタンの全体像が掴みにくいと言われているが、本稿ではそれらをわかりやすく説明する。さらに、ポリウレタンの高機能化に対する最近の事例についても紹介する。
(2014年1月31日 13:00〜14:40)
ポリオレフィン系樹脂は、私たちの身の回りで最も多く使われているプラスチックです。その用途は多様であり、フィルム一つとっても、タバコの包装用から電池のセパレータまであります。樹脂の分子構造が全てを決定している訳ではなく、成形加工による高次構造の制御が、さまざまな特性を発現しています。 本講座では、ポリプロピレン、ポリエチレンの基礎から応用まで、入門者に分かるように丁寧に説明します。
(2014年1月31日 14:50〜16:30)
まずPVAの製法、構造、基本物性を紹介します。次に微細構造とそのPVAの物性への影響について詳説します。最後にPVAの高性能化として、種々の変性PVAの構造、物性を紹介します。