現在、めっき技術は、自動車や電気・電子産業をはじめ次世代にも発展し続ける産業を支える基盤技術としてその確固たる地位を築いています。
本講習では、めっき技術に求められる機能や特性についてお話しするとともに、めっき皮膜の評価・分析技術を実際の製品等を交えながら紹介します。さらにめっきにおけるトラブルシューティングや研究事例も紹介します。
- めっきの基礎
- めっきの析出メカニズム
- めっきの種類
- 電気めっき
- 無電解めっき (化学めっき)
- 浸漬めっき
- その他のめっき
- 金属材料の基礎
- めっきに求められる機能
- 表面の特性
(機械的特性、電気磁気的特性、光学的特性、熱的特性、物理的特性、化学特性、装飾性等)
- 環境対応型めっき技術
- その他のめっき
- めっき皮膜の分析技術
- 各種表面分析法の種類とその特徴
- 電子を用いた分析法
(SEM、EPMA、AES等)
- 光を用いた分析法
(XPS、FT-IR等)
- めっき不良対策に必要な表面・測定技術と実際の適用例
- めっき皮膜の密着性
- 素材から見ためっき皮膜の密着性
- めっき皮膜の密着性確保の指針
- 密着性の評価方法
- 無電解Niめっき膜の剥離対策と密着性の改善
- 最近の研究事例の紹介
- Snめっきウィスカの発生機構とPbの抑制効果
- Al合金への装飾めっき
- クロムフリーZn系ハイブリッドめっき技術等
- まとめ