(2014年1月22日 13:00〜14:15)
東京は、急速に進行する少子高齢化や人口減少社会の到来による多くの重要課題に直面しており、これら課題には中長期の視点に立って対応していくことが求められています。2013年12月に、東京都は2025年までを計画期間とする「新たな長期ビジョン」を策定する予定です。
このビジョンにおいて高齢化対策は、重要な政策目標の一つとして位置づけています。
本講義では、「高齢者が元気で安心して暮らし、社会全体で支えあうまち」をつくりあげるために、ビジョンに盛り込まれた都の高齢者施策を紹介するとともに、大都市東京にふさわしい地域包括ケアの実現にむけた政策の論点と方向性を示していきたいと考えています。
(2014年1月22日 14:25〜15:40)
都市部で急速な高齢化が進んでいるが、横浜市でも例外ではなく、団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、高齢者数が約100万人に達すると予測されている。全国最大の基礎自治体である横浜市の高齢化対策「健康寿命日本一を目指して~370万人都市「横浜」の挑戦~」について紹介する。
(2014年1月22日 15:45〜17:00)
人類は近代を終え、2060年50才以上 (生殖後) 人口が60%を占める人類未踏の高齢新社会を迎える。そこでは「人生」「家族」など社会のあり方が大転換し、同時にそれを支える医療のあり方もがらっと変わることが求められている。この20年、その変化は高度成長期に団塊世代が流入した大都市郊外が最も激しく、第2の医療崩壊が想定される。その人類史的挑戦への処方箋を提案したい。