(2014年1月29日 10:30~12:00)
化粧品パッケージは消費者にとっては商品との最初の接点であり、その後の購買意思決定に至るまでのプロセスにおいてイメージや情報を伝達するという重要な役割を果たす。 オンラインでの情報検索が当たり前のように行われるようになった現在では、店頭に出向く前からパッケージが果たす役割も大きくなっていると言ってよい。また、長期的な視点で見れば、化粧品を使用する段階でのパッケージや容器の使用性が、その化粧品を再度購入するかどうかに大きな影響を与える。 本講演では、購買行動プロセスに沿って、消費者が化粧品のパッケージおよび容器からどのような情報を受け取りどのように感じるのかを解説し、消費者に選ばれるパッケージのデザイン方法についてより理解を深めることを目指す。
(2014年1月29日 12:40~14:10)
パッケージデザインに如何に語らせるか?
― その創造のプロセスについて
顧客と商品との間における価値共有において、パッケージデザインの果たす役割は、世界観・コンセプトの伝達をいう観点から大変大きいものです。それらの伝達のために、ビジュアルラングエージの有効性を活かしたパッケージデザイン研究が多く進められている。
また一方で、デザインだけが優れていれば良いということではなく、商品コンセプトを表現するコンテキストの一部であるという考え方からの開発が不可欠である。
そこで、本セミナーでは、商品企画担当の立場から、企画 (コンセプト) を源流としたブランドストーリーをどの様にデザインワークに活かしていくのか?その思考とプロセスについてこれまでの化粧品開発の実例紹介を交えながら反映手法について述べる。消費者とブランド間に共感を創造するパッケージデザイン開発業務の一助となるよう努めたい。
(2014年1月29日 14:25~15:55)
昨年、今年、来年へと、特に化粧品市場の流れが大きく変革しています。
誠実である企業姿勢はもとより、細分化し拡大する業態展開の中にあり、メーカー独自の強い意志と生活者と共に生き続ける優しさの表現を如何に伝えるのか?が、今問われています。
起業原点に立ち返り、化粧品の企画・開発・デザイン設計を見直し、今すべきことを共に勉強いたしましょう。
(2014年1月29日 16:10~17:40)
化粧品市場は食品、医薬品、家電メーカー等々、いろいろな業種からの参入により混沌としている状況です。
化粧品はその商品特性 (医薬品) と異なり意匠が価格設定や売上に大きく寄与することは明確であり、
ブランドコンセプトや売り方や価格に見合った意匠価値を作りあげて行くことが必須です。
本セミナーでは商品設計初期の容器素材や加飾技術の取り入れ方などを中心に話をします。
また、ユニバーサルを含め市場価値のある過去の商品や最新加飾技術を使用した商品事例などを紹介します。