高分子系断熱材の特性、設計及び成形技術

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従来から省エネの重要性は認識されてきましたが、特に、最近のエネルギー源の高騰を受けて、省エネの重要性の再認識が叫ばれています。即ち、建築、自動車、家電分野を中心に省エネ活動が国策として展開されていることを受けて、高分子系断熱材の特性、設計、成形技術などを中心に幅広く解説したいと思います。  また、最近の動向として、真空断熱システムの展開の活発化、高分子系断熱材の難燃化対策 (防耐火対策) の重要性、新しい省エネ基準 (改正省エネ法) への対応など、大きな変化が見受けられております。これらの変化を考察し、その対応方法などを紹介したいと思います。  講師は永年、これらの分野で研究開発、製造技術を担当し、また、JIS関連の原案作成委員、国家プロジェクトの評価委員なども歴任しておりますので、それらの動向をわかりやすく解説したいと思います。  この分野に関心をお持ちの研究者、技術者、製造担当者などの皆様のご参加を期待しております。また、質疑応答の時間には、現在お持ちの疑問点、問題点などにも回答していきたいと思います。

  1. 各種断熱材の概要
    1. 断熱材の定義
    2. 断熱材の概要
    3. 高分子系断熱材の需要
    4. 高分子系断熱材の成形技術 (PUR、PS、PF、PEなど)
    5. 高分子系断熱材の特性
  2. 断熱材の基本特性
    1. 基本的事項
    2. 熱的特性 (熱伝導率、比熱、熱拡散率)
    3. 熱的特性の性能評価試験方法
    4. 熱的特性のモデル化
    5. 高分子系断熱材の製品規格
    6. 性能評価方法 (JIS試験方法) の改正動向
  3. 断熱材の設計 (性能向上対策)
    1. 耐熱性、難燃性の改善
    2. 透湿性・防水性の改善
    3. 断熱性向上及び経時変化対策
    4. 発泡剤・難燃剤対策
    5. 真空断熱パネル (VIP) の開発及び複合化による展開
  4. 最近の技術・市場動向 (規制動向、要求性能、研究・評価事例)
    1. 断熱材を取巻く環境の変化
    2. 建築用、自動車用、家電用断熱材の動向
    3. 改正省エネ基準への適合
    4. 断熱材の高性能化動向 (関連学会などの動向)
    5. 熱伝導率に関する一般的考察 (モデル化研究例など)
  5. 高分子系断熱材の難燃化対策
    1. 燃焼理論と難燃化
    2. 高分子系断熱材の難燃化技術
    3. 難燃化評価試験方法
    4. 防耐火試験方法への対応
    5. 試験評価方法の改正動向
  6. 質疑応答

会場

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135-8073 東京都 江東区 青海2丁目4-32
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