新製品の導入、導出に係る提携機会環境は厳しさを増してきているが、当該機会を上手く捉え交渉し、契約まで漕ぎつけるにはどうすれば良いか、また後日トラブルを起こさせないための契約の条文はどうすれば良いか等はライセンス担当者にとって重大な任務である。
本講座では、医薬分野のライセンスの特徴、ライセンス契約を締結するに際し、その交渉に臨む態度から事前に調査しておくべき事項、トラブルになりやすい条項とその対処法等について解説していく。更にバイオベンチャー企業や大学との提携留意点ついても解説していく。
- ますます少なくなる導入品の機会
- ライセンス交渉は人がする
- 望ましいライセンス担当者の資質と能力とは?
- ライセンス交渉における望ましい態度・行動とは?
- 医薬ライセンスの対象知的財産
- 医薬品業界における知財・ライセンスの特徴
- 特許とノウハウの違いは?
- ライセンス交渉の流れと各ステージにおける留意点
- 権利関係・事業関連調査で留意する事は?
- 秘密保持契約の段階で相手国準拠法を主張された場合は?
- レター・オブ・インテントの法的拘束力は (日米の違い) ?
- ライセンス契約
- 医薬ライセンス契約の特徴
- 主要条項のドラフティングと留意点
-Exclusive licenseと専用実施権の違いは?
-サブライセンスと下請け製造の違いは?
-最近のロヤルティ率は?
-ライセンスを受けた特許に無効事由がある事がわかった場合は?
-仲裁条項を受け容れないアメリカの州は?
- 独占禁止法からの留意点
- ベンチャー企業との提携上の留意点
- ベンチャーとのライセンス契約の特徴は?
- ベンチャーリスクを軽減する対抗策は?
- 大学との共同研究契約の留意点
- 共同研究契約と受託研究契約とはどう違うか?
- いわゆる「不実施補償」をめぐる意見の対立とは?