難燃剤の最適選定・使用法・法規制とコンパウンディング技術

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プログラム

第1講 臭素系難燃剤の種類及び選び方、使い方

(2014年1月29日 11:00~12:30)

 世界中で一番多く使用されている臭素系難燃剤について、安全、安心して使用、選択する為の説明を行います。個別の臭素系難燃剤についての理解と用途別に使用例の理解を深めていただきます。

  1. 臭素系難燃剤の種類
    1. 構造別臭素系難燃剤の種類
    2. 樹脂別臭素系難燃剤の選択
    3. 用途別ICL-IP社の製品表
    4. ICL-IP社の製品別特徴
  2. 9のルールによる難燃剤の選択
    1. 難燃安全基準
    2. 健康、安全および環境
    3. 熱安定性
    4. 純度
    5. 溶解/軟化レジン
    6. 臭素含有量
    7. 樹脂との相溶性
    8. 使用条件
    9. コスト
  3. BSEFスポンサーによるTV燃焼テスト報告
    1. Dr.Jugen TroitzschのTV燃焼テスト報告
    2. 臭素系難燃剤による反応機構
  4. 環境適合、持続可能なポリマータイプの難燃剤

第2講 高融点ポリアミド・ポリエステル樹脂に対する環境適応型高効率難燃剤の選定

(2014年1月29日 13:15~14:45)

 現代では金属やガラスの代替として樹脂が様々な用途に使用されている。さらに近年ではリサイクルや廃棄時における環境への配慮に対しての注目が高まっており樹脂を用いた製品づくりに影響を与えている。そのような環境の中で、ポリアミドや、ポリステル樹脂のような汎用性の高い樹脂を難燃化し、安全性を確保することが課題となっている。  本講座では近年注目されている素材である高融点ポリアミド樹脂と、特性バランスに優れた汎用性を持つポリエステル樹脂に注目し、環境対応型高効率難燃化という観点からのアプローチを紹介する。  クラリアント社が販売しているExolit OPシリーズを例にとって各種樹脂に対する難燃化とそれに伴う基礎物性の変化等を実例に沿って解説いたします。高融点ポリアミドやポリエステル樹脂の難燃化を達成するために是非ご参加ください。

第3講 難燃剤の法規制と難燃コンパウンドの製造

(2014年1月29日 15:00~16:30)

難燃剤の環境安全性が問題になってから既に20年を超している。最近は臭素系、リン系難燃剤ともその安全性が見直され、アゲンストの風は弱まってきている。しかし一部の難燃剤についての懸念は続いている。今回は、いくつかの法規制の最近の動きを考え、従来、あまり取り上げられない難燃コンパウンドの製造技術についてゴム、エラストマーとプラスチックの両方から考えてみたい。
  1. 難燃剤の法規制
    • RoHS規制とREACH規制の動向と化審法における難燃剤の規制
    • 難燃助剤 (三酸化アンチモン) と代替難燃助剤の動き
  2. 臭素系難燃剤、リン系難燃剤の安全性と日本企業の姿勢
  3. 難燃コンパウンドの製造技術
    1. ゴム、エラストマー
      • 加工性に優れた配合技術
      • 混練設備 (ロール、密閉式混練機)
      • 分散性に優れた混合技術のポイント
    2. プラスチックス
      • コンパウンド設備 (ニーダー、2軸押出機) と混練技術
      • サイドフィード方式
      • スクリュー構造
      • 加工性に優れた配合技術
    3. 難燃剤の選択とコンパウンディングにおける注意事項
      • 難燃剤の熱的性質の重要性
      • ナノコンポジット製造における課題

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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受講料

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