本セミナーでは、破壊力学の基礎から、応用では事故事例、破面解析事例等について、分かりやすい事例を交えて解説いたします。
世の中まさにIT技術が氾濫し、ものづくり産業界でもCAD,CAE技術の進歩は著しい。強度設計の分野でもFEM解析技術が広く浸透し、設計時間・労力は大幅に軽減されてきた。しかしその反面、先般の原発事故に代表されるように、重電・重機、交通・輸送機器から電子機器に至るまで、機器の損傷・による社会不安は増大しているとも思われる。これは設計業務自体は力学等工学理論に基づいてルーチン化できるが、事故対応業務には決まった道はなく技術者自身の経験知をフルに活用した個別対応力が必要となり、これにはITは無力であるということであろう。 本セミナはこれ等の反省に踏まえて、世の中の事故を教材として大いに学び、この過程から骨太の強度設計技術者・生産技術者、品質保証技術者、保全技術者をつくろうという趣旨で企画された。また本セミナーでは初心者にもよく理解していただけるように材料力学。破壊力学の基礎では、数式よりも実現象と対比しながらの理解、応用では事故事例、破面解析事例等分かりやすい事例を中心に話します。製品・機器の事故解析 (品質保証) 技術、強度設計、生産技術、保全に関わる技術者に聴いていただきたいセミナーです。 材料力学の初歩の理解があれば、破面解析技術 (フラクトグラフィー) 、事故解析技術、破壊力学の基礎を習熟いただけます。