第1部 結晶核剤の基礎とタイプの異なる結晶核剤によるポリプロピレンの高機能化
結晶核剤は機械特性の向上、成形サイクルタイムの短縮などを目的として様々な結晶性樹脂の改質剤として実用化されている。特にポリプロピレンに結晶核剤を添加することにより機械特性や透明性を大幅に改善し、高機能化することによりポリプロピレンはより幅広い用途において用いられている。本講演では、結晶核剤の基礎的な部分をはじめ、結晶核剤によるポリプロピレンの高機能化について述べる。
- 結晶核剤の基礎
- 結晶核剤とは
- 結晶核剤の効果
- ポリプロピレンの代表的な結晶核剤
- 溶解型結晶核剤と分散型結晶核剤
- α晶核剤とβ晶核剤
- 結晶核剤の使用方法
- ソルビトール系核剤によるポリプロピレンの高透明化
- ソルビトール系核剤の作用機構
- ソルビトール系核剤の長所・短所
- 結晶核剤添加ポリプロピレンの透明性発現機構
- β晶核剤配合によるポリプロピレンの高性能化
- β晶核剤の特徴
- 溶解型β晶核剤の溶解析出挙動
- 分子鎖配向制御されたβ晶核剤配合ポリプロピレンの特徴
第2部 造核剤の選び方・使い方と高分子結晶化のための応用 (仮)
※項目作成中。近日公開!
第3部 ポリ乳酸における結晶核剤の開発動向とバイオベースポリマーの高機能化 (仮)
※項目作成中。近日公開!