OpenCVによる画像処理アルゴリズムの実装 および距離画像センサの活用

本講座では,画像処理プログラミングの基本,およびオープンソースの画像処理ライブラリであるOpenCVの導入から基礎について解説します。 　OpenCVのPCへのインストールとカメラ画像の取り込み,および画像ファイルの読み込みから,基礎的・実践的な画像処理の理論および方法について学びます。
さらにより実践的な画像処理として,距離画像センサの一つであるMicrosoft KinectとOpenCVとの連携を例に挙げて説明いたします。 　本講座では,受講者の方自身のノートPCにOpenCVをインストールし,実際にノートPCにて実習に取り組んでいただくことを予定しています。

• 注1:ノートPC (Windows7または8) をご持参いただき,開発環境「Visual Studio Express2012 for Windows Desctop」を使用.
• 注2:参加前提知識として,「C/C++言語によるプログラミング経験」が必要.

1. イントロダクション
   1. 画像処理とは?
   2. 画像処理の応用分野
   3. 画像処理プログラミングの特徴
2. 開発環境の導入
   1. Microsoft Visual C++のインストール
   2. OpenCVのインストール
3. OpenCVによる画像処理アルゴリズムと実装
   1. 幾何的画像処理
      1. スケーリングと回転
      2. 移動
      3. アフィン変換
      4. 射影変換
   2. 光学的画像処理
      1. 色変換
      2. 明度変換
      3. 2値化
   3. 画像からの特徴量抽出
      1. エッジ特徴抽出
      2. 直線検出
      3. 幾何変化に頑健な局所特徴量抽出
   4. カメラの位置姿勢推定
4. 距離画像センサによる3次元形状の実時間取得例の紹介
   1. Microsoft Kinectの使用方法
   2. Microsoft Kinectとカメラの組合せ利用