ICTの進展に伴って、私たちの身の回りには、スーパーのPOSデータ、ICカードやカーナビによる移動記録、ホームページの検索記録等膨大なデータ (ビックデータ) が生み出され、それらのデータ分析により社会・経済が大きく変わろうとしています。
そのような世の中の動きもあって、最近は「統計学」に関する解説書が数多く出版されていますが、このセミナーはこれらの内容とは少し違った角度からのものです。
政府統計のつくり手側の苦労話やヒストリーなどを織りまぜつつ、どのようなポイントに目をつけながら統計を読めば、見えないものが見えてくるのか、その秘訣を紹介できればと考えています。
したがって、このセミナーでは、正規分布、標準偏差、分散、回帰分析などといった統計「学」の解説はいたしません。その一歩手前の「統計」として表の上に並んだ「数字」をどのように読み解くかにポイントを絞ってお話しするとともに、統計の検索方法についても具体的な事例を基に紹介いたします。
講師著書「数字を追うな 統計を読め」 (税込1,680円・日本経済新聞出版社刊) を
席上配布いたします。