高分子難燃化技術のポイントは、難燃規制を考慮した難燃効率の高い難燃機構の研究、環境安全性、物性、加工性に優れた難燃材料の開発、さらには、適正な評価試験による的を射た効率の高い研究開発が望まれる。
今回は、このような幅広い見地から難燃化技術を考えるユニークなセミナーである。
- 高分子材料の燃焼反応
- 難燃化機構と難燃化の考え方
- 気相における難燃化機構と効果的な難燃系
- ハロゲン化合物
- 水和金属化合物
- ヒンダートアミン
- アゾアルカン化合物
- 窒素化合物
- 固相における難燃化機構と効果的な難燃系
- りん化合物
- IFR系
- ナノコンポジット
- ナノコンポジット+従来難燃系
- 水和金属化合物+助剤系
- チャー層の増量と安定化機構、チャー層の崩壊機構
- 難燃触媒による難燃機構
- 金属化合物 (酸化ケイ素・酸化Mg) による熱分解挙動の変化
- 難燃効率を上げるための考え方
- 代表的な難燃系の特徴と使い方
- 各種難燃系の特徴と性能、その使い方
- ハロゲン化合物+相乗化剤
- 非アンチモン系難燃助剤の種類と特徴
- りん系難燃剤の特徴と使い方
- 無機系化合物の特徴と使い方
- 難燃性評価試験法
- コーンカロリメーターによる評価試験と課題
- 気相と固相の難燃機構の判定技術
- チャー層の評価試験法
- ドリップ性、残炎性、残じん性の評価技術
- 難燃性試験の精度を上げる技術 (試験試料と試験方法)