本セミナーは『海外調達の実務ノウハウとコストダウン技術』を2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 89,600円 → 割引受講料 69,800円
まだまだ景気回復とは言えない現状で、今企業に必要なのは海外事業における調達ノウハウと徹底的なコストダウンのための技術手法です。特に、製造・開発・研究・調達にかかるコストは、必要不可欠なものだけに、どこでコストを下げるかによって大きな差が開くものです。
今回、技術者・研究者向けの海外調達の実務ノウハウとして、海外業務経験40年のベテラン講師をお招きし、講師自らが作成したより実務に沿った資料を用い、1日でそのすべてを習得するためのセミナーをコースⅠといたしました。
また、コースⅡには化学原料において、累積475億円のコストダウン実績をもつ講師をお招きし、講師がその経験で築きあげたコストダウン手法19種と3つのコア技術を体系的に学び、習得する内容のセミナーとなっています。
調達関係・購買関係の方々のみならず、自身でコストを管理することのできる技術者・研究者の方々にも有意義なセミナーとなっております。
コース I: 『豊富な事例から学ぶ海外調達の基本手順と実践』
~新規サプライヤー開拓、品質不良、納期遅延の防止とクレーム処理の方法~
(2013年12月9日 10:00~17:00)
中国東南アジアを中心にして、すでに海外サプライヤーからの調達は一般化していますが、必ずしも皆が上手く行っているわけではありません。ことに品質不良と納期遅れのトラブルが多く発生し、解決の道が見てとれません。それと事前の能力調査が十分に行われていないために間違ったサプライヤーを選んでしまい、取り返しのつかない事態が発生しています。これらを未然に防ぐ方法を紹介します。初級者にもわかりやすく、海外調達の基本手順から解説。また、「世界に通用する実務知識」として、実践的な調達テクニック・交渉術、具体的な問題事例とその対応策についても、豊富な事例を用いて紹介します。海外調達に携わる担当者、初級者は必修のセミナーです。
- 海外事業への取り組みと調達、そして心構え
- 東北大震災と福島原発事故による製造業への決定的影響
- 国内外事業環境の変化 (中国と印度のマクロ実態)
- 現下と今後の見通しそして対策
- 事業経営基本計画と海外調達の確認
- 海外事業を成功へ導く鍵
- どんな物品にも当てはまる調達手順の基本
- 心がまえとその中身
- 4つの特徴と2つの壁を知る
- 内外商慣習の差をくらべる
- 不安要因は12に集約、その根拠
- 調達業務を18種に分類
- 業務を流す重要な手段
- 組織と人事そして予算
- 個別調達業務の違い
- 必勝海外調達トラの巻
- これで買える、業務処理の実際
海外サプライヤーの探し方と技術信用能力審査
- サプライヤーの探し方
- 見つかれば調達の80%は達成
- 商社に頼らず探す、自ら探す
- 体系的なシステム上の取り組みが大切
- 最後は自分で直接資料にあたる
- あらかじめ制約条件を調べておく
- 楽な探し方は高額調達となる
- 技術信用能力審査のやり方
- 事前審査をする4つの目的
- 甘い審査の失敗事例カズカズ
- 発注者の要求能力をはっきりしておく
- 供給者の保有能力を現場で審査確認
- 基本能力は5つに分解する
- 審査に必要なチェックリスト
- 合否総合判定基準を決めておく
- 合格を前提に審査をする
番外編 東南アジアの事情
- 見積り依頼書の作り方 (パッケージB,事例x5)
- 注文書の作り方 (パッケージC、事例x5)
- 注文発効後の避けられない業務 (パッケージD)
- もう安心、品質不良と納期遅れの防ぎ方
- 品質確保
- 発注者が直面している問題
- 品質が不安定な原因は
- 品質の内外差とその背景
- 初歩的な品質不良のおさえかた
- 立会検査に必要な文書はなにか
- 品質トラブル防止の3段法
- 品質向上とコストの相関関係
- 検査専門会社を上手につかう
- 検査業務外部委託のやりかた
- 品質確保は見積り依頼書から
- 納期確保
- 海外メーカ納期遅れの実態 (日本は例外的)
- 共通する納期遅れ防止の基本手順
- 専門組織と人と費用は不可欠
- 納期遅れから何を学ぶか
- 納期管理業務の外部委託
- 必要最小限の管理書類
- クレーム処理はこの方法が一番
- クレーム処理ができて初めて一人前のプロバイヤー
- クレーム処理から不良品再発防止方法をまなぶ
- クレームの定義と英語の呼称そして内容の分類
- クレーム処理f業務の流れ図と実際
- 不量品通知書 (Non Conformance Report=NCR) でクレーム全容を可視化
- おもての調達をささえる陰の力
- これで安心英語の力
- 商社にたよらぬ自分の力
- 貿易実務の誤解、曲解を解く力
- 契約読み解きの力
- 原価構成の力
- 恐ろしき技術仕様書の力
- 注文書発効後の業務切り離し力
- 女性バイヤー参加の底力
- プロ調達マンの力
- 第三者外部への上手な委託力
コース Ⅱ: 『化学原料のコストダウン戦略とノウハウ』
~非市況原料に注目したコストダウン手法19種と3つのコア技術~
(2013年12月10日 10:00~17:00)
化学原料のコストダウンは利益創造の決め手として追求することが求められています。経済環境を言い訳にできる余地はなく、必達のテーマになっています。
セミナーでは巷で行なわれていない新しいコストダウンのやり方を1日で集中的に学びます。化学原料の購買に何らかの形で携わっている方は是非このノウハウをご活用ください。
化学原料の中で、基礎化学品や汎用樹脂のような価格変動が頻発する市況原料を除く非市況原料 (ファインケミカル、添加剤、安定剤、難燃剤など) に注目して、コストダウンの考え方と多彩なコストダウン手法を解説します。これらの原料は、化学製品を作るために欠かせない物質であるにも関わらず、購買金額が市況原料に比べて概して少ないため、コストダウン効果が小さいと思い込まれてしまい対象として軽視されているのが現状です。しかし、そこにこそコストダウンの大きな余地と損益分岐点の改善への道があります。
本セミナーでは、豊富な化学原料購買の知識を持つ講師が、長年の経験から見つけ出したコストダウン戦略、コストダウン手法19種とそれを支える3つのコア技術を解説します。コストダウンができるのは運ではなく、確かにできる科学的な根拠が必要なのです。結果は成功の原因があるから生まれるのです。
コストダウンと言うものを体系的に学ぶことで、あなたはコストダウンの確実性を高めることができます。又、一日にして社内一の専門性を手にすることができます。
尚、条件付きですが20万円相当の無料の特典をゲットすることもできます。
- 本セミナーの目的と目標
- コストダウンの出発点となるマインド
- 化学原料の購買の特徴
- 市況原料と副原料のコストダウン
- コストダウンへの心構え
- 適正価格の考え方
- 力を結集するための環境の整備 (コストダウン戦略)
- 価格交渉のロールプレイング・ゲーム (1)
- 効果を高めるためのコストダウン手法 (19種)
- 共通的な事項
- 手法の全体像
- 手法毎の考え方、注意点、事例
- 手法とコストダウン効果の関係
- 値下げ交渉のための心構え
- 価格交渉のロールプレイング・ゲーム (2)
- 成功率を高めるための実務修得コース
- 購買のためのコンピテンシー・ライブラリー
- 輸入価格の解析法
- 販売価格の推定法
- コストダウン原料の抽出法
- 開発購買の事例
- 複数購買化の考え方
- 纏め