メカニカルシールの漏れ現象、密封技術と選定・適用方法とトラブル改善技術

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本セミナーではメカニカルシールの基礎 (選定、活用) から取り扱い方法、トラブル改善事例に加えて最近の技術動向などについても説明いたします。

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プログラム

本セミナーではメカニカルシールの基礎 (選定、活用) から取り扱い方法、トラブル改善事例に加えて最近の技術動向などについても説明してまいります。  メカニカルシールは、コンプレッサー等の高速機器からポンプ等の中速機器、そして撹拌機等の低速機器まで幅広い速度範囲、またサイズはφ8mmくらいからφ800mmくらいまで、さらには圧力も真空から20MPaの高圧まで幅広い仕様で使われています。また、取り扱う流体も多岐にわたりますので、それらの使用条件にマッチしたメカニカルシールを選定し使いこなしていくこと重要です。また、付加内容として、メカニカルシールやパッキン・ガスケットで得られたシール技術を応用した、薬液等に使用が可能なふっ素樹脂 (PTFEやPFAなど) 製の流体制御関連機器である継手やポンプ等の紹介を行います。

  1. シール選定・活用における基本
    1. 漏れ現象と密封の基本的な考え方
    2. 各種軸封方法とその特徴
      1. グランドパッキン
      2. オイルシール
      3. ブッシュ
      4. フローティングブッシュ
      5. セグメントシール
      6. ラビリンスシール
  2. メカニカルシールの基本
    1. 基本構造と各部品の機能
    2. シール原理と基本的設計の考え方
    3. 基本的構造の種類と特徴
      1. アンバランスシール
      2. バランスシール
  3. メカニカルシールの選び方と形式分類、及び特徴
    1. 回転形と静止形
    2. Oリング形とVリング形
    3. マルチスプリング形とシングルスプリング形
    4. インサイド形とアウトサイド形
    5. その他の代表的形式の特徴について ~流体圧力、回転速度、使用温度、流体の性状、を考慮したシールの選び方~
  4. 各種周辺付属機器の特徴
    1. 冷却装置 (フラッシングクーラー)
    2. 補助装置 (ストレーナ、サイクロンセパレータ)
    3. 加圧タンク (主に撹拌機用途)
  5. メカニカルシールの各部品の材質選定と注意事項
    1. 摺動部品 (静止環、回転環)
    2. 二次シール部品 (Oリング、Vリング等)
    3. 構造部品
  6. トラブル改善事例
    1. 摺動材 (シール端面部品) のトラブル
    2. 二次シール部分 (Oリング) のトラブル
    3. その他代表的トラブル
  7. ノンコンタクトガスシールについて
    1. 動圧タイプガスシール
    2. 静圧タイプガスシール
  8. メカニカルシールの最近の動向
    1. 難シール性流体対策
      1. スラリー (固形分) 含有流体
      2. 高粘度流体
    2. 環境対策
      1. VOC流体の大気への漏えい防止
      2. 作業環境改善
    3. 省エネ対策
      1. シール自身のデザインによる省エネ
      2. フラッシング (冷却) 配管プランによる省エネ
    4. 製品へのコンタミネーション対策 (クリーン対策)

【付加内容】ふっ素樹脂製の流体制御関連機器の紹介

  1. ふっ素樹脂の性質
  2. ふっ素樹脂の種類
  3. ふっ素樹脂製継手
  4. ふっ素樹脂製配管・バルブなど
  5. ふっ素樹脂製ポンプ
    1. ベローズポンプ
    2. 高精度定量ポンプ

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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