(2013年12月4日 13:00〜15:00) 本講座では最新の表面処理の中から、これまでの溶射技術とは異なり、常温での固体微粒子の衝突付着現象を利用し、常温で緻密、高密着のセラミックスコーティングが可能なエアロソルデポジション法の原理と特徴、現在、耐蝕、耐摩耗部材など実用化がすすめられている応用事例、また、類似技術として溶射分野で注目されているコールドスプレー法との相違やこれらの国内外における開発動向についてご紹介します。
(2013年12月4日 15:15〜16:25)
リモートプラズマを用いて、室温で金属酸化膜を形成する技術を開発しました。この方法は被処理物の材種を選ばず、またガスにさらすだけの形成方法であるため、複雑表面でも均一に膜形成ができます。 腐食しやすい樹脂やプラスティックにもセラミックスの耐食性を与えることが可能です。ガスバリアコートとしての利用も期待されます。本講演では、ベースとなる原子層堆積技術について紹介し、本技術の特長であるリモートプラズマを用いた室温堆積技術について解説いたします。