中国東南アジアを中心にして、すでに海外サプライヤーからの調達は一般化していますが、必ずしも皆が上手く行っているわけではありません。ことに品質不良と納期遅れのトラブルが多く発生し、解決の道が見てとれません。それと事前の能力調査が十分に行われていないために間違ったサプライヤーを選んでしまい、取り返しのつかない事態が発生しています。これらを未然に防ぐ方法を紹介します。初級者にもわかりやすく、海外調達の基本手順から解説。また、「世界に通用する実務知識」として、実践的な調達テクニック・交渉術、具体的な問題事例とその対応策についても、豊富な事例を用いて紹介します。海外調達に携わる担当者、初級者は必修のセミナーです。
- 海外事業への取り組みと調達、そして心構え
- 東北大震災と福島原発事故による製造業への決定的影響
- 国内外事業環境の変化 (中国と印度のマクロ実態)
- 現下と今後の見通しそして対策
- 事業経営基本計画と海外調達の確認
- 海外事業を成功へ導く鍵
- どんな物品にも当てはまる調達手順の基本
- 心がまえとその中身
- 4つの特徴と2つの壁を知る
- 内外商慣習の差をくらべる
- 不安要因は12に集約、その根拠
- 調達業務を18種に分類
- 業務を流す重要な手段
- 組織と人事そして予算
- 個別調達業務の違い
- 必勝海外調達トラの巻
- これで買える、業務処理の実際
海外サプライヤーの探し方と技術信用能力審査
- サプライヤーの探し方
- 見つかれば調達の80%は達成
- 商社に頼らず探す、自ら探す
- 体系的なシステム上の取り組みが大切
- 最後は自分で直接資料にあたる
- あらかじめ制約条件を調べておく
- 楽な探し方は高額調達となる
- 技術信用能力審査のやり方
- 事前審査をする4つの目的
- 甘い審査の失敗事例カズカズ
- 発注者の要求能力をはっきりしておく
- 供給者の保有能力を現場で審査確認
- 基本能力は5つに分解する
- 審査に必要なチェックリスト
- 合否総合判定基準を決めておく
- 合格を前提に審査をする
番外編 東南アジアの事情
- 見積り依頼書の作り方 (パッケージB,事例x5)
- 注文書の作り方 (パッケージC、事例x5)
- 注文発効後の避けられない業務 (パッケージD)
- もう安心、品質不良と納期遅れの防ぎ方
- 品質確保
- 発注者が直面している問題
- 品質が不安定な原因は
- 品質の内外差とその背景
- 初歩的な品質不良のおさえかた
- 立会検査に必要な文書はなにか
- 品質トラブル防止の3段法
- 品質向上とコストの相関関係
- 検査専門会社を上手につかう
- 検査業務外部委託のやりかた
- 品質確保は見積り依頼書から
- 納期確保
- 海外メーカ納期遅れの実態 (日本は例外的)
- 共通する納期遅れ防止の基本手順
- 専門組織と人と費用は不可欠
- 納期遅れから何を学ぶか
- 納期管理業務の外部委託
- 必要最小限の管理書類
- クレーム処理はこの方法が一番
- クレーム処理ができて初めて一人前のプロバイヤー
- クレーム処理から不良品再発防止方法をまなぶ
- クレームの定義と英語の呼称そして内容の分類
- クレーム処理f業務の流れ図と実際
- 不量品通知書 (Non Conformance Report=NCR) でクレーム全容を可視化
- おもての調達をささえる陰の力
- これで安心英語の力
- 商社にたよらぬ自分の力
- 貿易実務の誤解、曲解を解く力
- 契約読み解きの力
- 原価構成の力
- 恐ろしき技術仕様書の力
- 注文書発効後の業務切り離し力
- 女性バイヤー参加の底力
- プロ調達マンの力
- 第三者外部への上手な委託力