第1部 UV硬化型ハードコート剤の高機能設計
(2013年11月28日10:30~12:10)
UV硬化型ハードコート材料に関する基礎知識、市場要求の強い高付加価値機能について。UV硬化型ハードコート材料における材料選定の方法に入門的な説明を行った上で、市場要求の強い高付加価値機能の代表例について解説を行う。
- UV硬化型ハードコートとは
- ハードコートの処理方法と特徴
- 用途ならびに要求特性
- UV硬化型ハードコート剤の設計
- 反応性モノマーの構造と皮膚刺激性 (P.I.I) 低減の手法
- 反応性オリゴマーの合成法と物性
- 光重合開始剤の構造と選定のポイント
- UV硬化型ハードコート剤の高機能化
- 鉛筆硬度のレベルアップ手法について
- 帯電防止性付与の手法と特徴 (イオン系、導電性高分子系、金属酸化物系)
- 指紋防止処理について (撥水撥油系、親油系について)
- 加工性付与の手法について
第2部 無機-有機ハイブリッド型ハードコートの設計
(2013年11月28日13:00~14:40)
- 無機-有機ハイブリッド樹脂の基礎
- 有機高分子と無機高分子
- ポリシロキサン結合
- ハイブリッドの考え方
- ゾルゲル法とハイブリッド設計
- ハイブリッド樹脂各論
- 無溶剤型
- 熱硬化型
- UV 硬化型
- 常温硬化型
- 水性タイプ
- 無機-有機ハイブリッド型ハードコート材料
- ハイブリッド型ハードコート材の樹脂設計
- “硬さ” の測定方法
- 表面硬度と耐擦傷性
- 硬さが出る原料、出ない原料
- 見える傷と見えない傷
- もっと硬く、更に硬く
- ハードコートの高機能化
- ナノ粒子を使いこなす
- 機能性ハードコートの設計
- 耐熱性ハードコート
- UVカット型ハードコート
- 熱線吸収型ハードコート
- 防汚型ハードコート
- 屈折率制御型ハードコート
- 低膨張型ハードコート
第3部 UV硬化型コーティング材の硬化挙動と耐汚染、耐指紋性向上技術
(2013年11月28日14:50~16:30)
UV硬化型コーティング材の硬化挙動の測定方法と硬化挙動の特徴を解説します。それらの知識をベースに、耐汚染性、耐指紋性を向上させるための技術の概要を説明します。
- UV硬化型コーティング材の硬化挙動の測定方法と挙動の特徴
- 硬化挙動把握の重要性
- 硬化挙動への影響因子と物性
- 硬化挙動への影響因子
- 硬化状態と物性
- 酸素による硬化阻害 (UV硬化型コーティング材の硬化挙動の特徴)
- 酸素による硬化障害が起こる理由
- 酸素による硬化障害の測定例
- UV硬化型コーティング材の硬化挙動の解析方法
- 硬化物の硬度による硬化挙動の解析
- 引っ掻き硬度 (鉛筆硬度試験)
- 耐スチールウール試験
- ナノインデンテーション硬度試験 (微小硬度試験)
- 各硬度試験の特徴
- ゲル分率による硬化挙動の解析
- 赤外分光々度法による硬化挙動の解析
- 全反射測定法の概要
- 反応率の算出方法の概要
- 測定実例
- リアルタイムFTIRによる硬化挙動の解析
- 光DSCによる硬化挙動の解析
- ラマン分光分析法を用いた硬化挙動の解析
- NIR (近赤外) 分光分析法を用いた硬化挙動の解析
- 誘電分析 (DEA) による硬化挙動の解析
- UV硬化型コーティング材の耐汚染、耐指紋性向上技術の概要
- 耐汚染性向上技術の概要
- 硬化条件
- 配合面
- 耐汚染性を向上させる材料
- 耐指紋性向上技術の概要
- 指紋の正体と通常の汚染物質の違い
- 指紋の付き方の一般的な特徴と指紋試験での留意点
- 耐指紋試験の方法と評価方法
- 耐指紋性を向上させるための技術概要