本セミナーでは、ナノ材料の曝露評価や有害性評価はどのようにするのかや、米国、EUなど各国の規制動向も解説いたします。
多種多様のナノ材料が様々な分野で使われています。各国で力を入れ開発している技術であることから、新たな物理・化学的特性を持つナノ材料が開発、生産、製品、消費、廃棄の行程に入りつつあります。 一方、人や環境中の生物がこれらの物質に曝露される可能性が増えることから、安全性に対する懸念が生じてきています。国際的にもナノ材料のリスクを評価し、安全を確保するためには規制や対策をどのようにすればよいかの検討がされています。米国では有害物質規制法のもと重要新規用途規則の提案、EU内ではフランスでナノ材料の報告義務制度が施行され、OECDやUNなど国際機関において、また、我が国においても関連省庁、各企業や研究施設において様々な取り組みが行われています。同時に安全性評価の結果を次の開発に生かすことも進められています。 本講座ではナノ材料のリスク評価、国内外の規制動向、低減対策について概観します。