2日目は、HEFL照明、LED照明技術と植物の育成技術。さらには植物工場の出口戦略や機能性野菜、健康食品事業化例、マーケティングなど、実際稼働している植物工場の事例なども語っていただきます。
第1部 HEFLおよびLED照明による植物工場技術と植物工場産 機能性野菜の6次産業化として健康食品事業に挑戦!
(2013年11月28日 10:30〜12:10)
- 植物工場の出口戦略を中心にお話しさせて頂きます。
- 最新のLEDの説明も致します。
- また、オランダの展示会に出展 (2013年11月6日~8日) いたしますので、最新ヨーロッパ植物工場の話題も考えております。
- HEFL照明と3波長ワイドバンドLED
- アイスプラント (ツブリナ) とは?
- ツブリナ栽培技術
- 「ツブリナ」のシャキシャキした食感
- 「ツブリナ」の塩味度と機能性評価
- 「ツブリナ」栽培環境技術
- 「ツブリナ」栽培装置技術コンテナ型
- 「ツブリナ」栽培装置技術屋内型
- 事業採算性
- 「ツブリナ」の事業化
- 「ツブリナ」のマーケッティングと特徴
- 「ツブリナ粉末」の予防医学研究
- 「ツブリナ粉末」の健康食品事業化
- 植物工場事業の今後
- グラシトール (栄養補助食品) とは?
- ピニトールとは
- ストレス負荷栽培とは
- 新野菜「ロザリナ」とその機能性について
- 健康食品の「機能性表示」解禁とは?
- アグリからライフサイエンスに向けて
第2部 LED照明光源による植物の成長コントロール
(2013年11月28日 13:00〜14:40)
近年、農業を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、農産物の生産は無農薬栽培が注目を集め、植物工場による生産も農水省などの政策の一つとして掲げられている。
本講座では、LED照明を用いた植物工場での植物の生長制御について解説する。その中で、生物の光の受容方法や識別能力に触れ、植物の形態形成に重要な光受容体の役割などについて解説し、 LED照明の特徴である狭帯域光の中から、植物に重要な働きを起こさせる赤色と青色に着目し、それらの配合割合が植物に与える影響について解説する。
Ⅰ.物体の色はなぜ見えるのか?
- 光とは
- 光の感じ方
- 人が感じる光
- 人はどうやって光を感じるのか?
- 錐体細胞と桿体細胞の吸収スペクトル
- 人の目は単色と複合色の認識ができるのか?
- 虫が感知する光
- 昆虫の目
- 複眼の構造
- 昆虫の色の弁別能力
- 植物が感知する光
- 植物は光を感知しているのか?
- どこで光を感知しているのか?
- 光受容体
- 植物の光受容体の種類
- ⅰ) フィトクロム (Phytochrome)
- ⅱ) フォトトロピン (Phototropin)
- ⅲ) クリプトクロム (Cryptochrome)
Ⅱ.植物の生長コントロール
- LEDの光質がバラの生長に与える影響
- 実験条件
- 結果&考察
- 赤色光下での生長
- 青色光下での生長
- 混合色光下での生長
- LEDの光質がトマト苗の生長に与える影響
- 実験条件
- 結果&考察
- 光条件1:全面照射の場合
- 光条件2:生長点スポット照射の場合
- 総括
第3部 LED照明による植物工場の事業化例およびマーケティング手法と成功への秘訣
~植物工場の事業化に向けた実践的活動とエネルギー変換の視座~
(2013年11月28日 14:50〜16:30)
- 完全人工光型植物工場を支えるさまざまな栽培技術の重点項目
- 植物工場におけるLED光源の現状及びその優位性と特徴・コスト比較
- LED光源が植物の形態及び機能性成分に与える影響
- ミント
- スイートバジル
- その他
- LED植物工場システム由来機能性野菜の販路開拓戦略
- 生食用の植物栽培
- 加工用の植物栽培
- LED光源特性を前提とした高機能野菜の栽培技術
- 高機能野菜の販売付加価値向上を意図した光源制御
- ブランド戦略の概念と応用事例
- 販売チャネル構築
- 価格弾力性
- ランチェスター戦略の応用と野菜の直売戦略
- フードマイレージの数値を極小化する地産地消戦略
- 都市型完全人工光方式植物工場とLED生産設備
- 他産業からのLED植物工場立上げ・運用事例 (コロワイドMD 他)
- 用途別植物栽培用LED応用製品群・稼動事例
- 植物工場用途向けLEDの要求特性と事例
- 飲食店用途向けLEDの要求特性と事例
- 店舗・オフィス等観賞用途向けLEDの要求特性と事例
- 施設園芸用途向けLEDの要求特性と事例
- 次産業化への取り組みと事例紹介
- 海外事業展開事例