植物工場における高付加価値化と防カビ・病害虫対策

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会場 開催

本セミナーでは、植物工場の現状と課題、市場動向と技術動向について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 植物工場における高栄養価を有する高機能性野菜の栽培技術

(2013年11月27日 10:30〜12:10)

 人工光下、管理された栽培条件で植物を育成する完全閉鎖型植物工場における栽培は、天候に左右されず一定品質の作物の安定供給が可能であり、無農薬栽培が可能などのメリットがある。しかし、完全閉鎖型植物工場における最大の問題点は、コストが高いことである。  我々は、新たに開発したHEFL照明装置を用いて野菜工場システムの構築を試み、植物工場のこれまでにない低コスト化を実現することが出来た。さらに、この植物工場において、溶液や光の波長を制御した栽培によってビタミンやミネラルを多く含む高機能性野菜を生産する方法を確立した。  そこで、本講演ではHEFL照明を用いた植物工場の詳細と高価格で販売可能な高機能性野菜の栽培方法について説明したい。

  1. 野菜栽培の現状
    1. 農業生産の現状
    2. 国内自給率
    3. 路地野菜におけるビタミン.ミネラル含量の推移
    4. 露地栽培・ハウス栽培の特徴
    5. 植物工場とはなにか
    6. 植物工場の必要性
    7. 植物工場の特性
  2. HEFL照明を用いた植物工場
    1. 植物工場に使用される照明
    2. HEFL照明について
    3. HEFL照明の原理、構造、特徴など
    4. HEFL照明を用いた植物工場構築の試み
  3. 高機能植物の栽培
    1. 養液調整による生育速度の増加
    2. 光波長調節栽培による高ビタミン植物の作成
    3. 植物工場野菜の安全性
  4. 植物工場で栽培する新たな野菜類の検討
    1. レタス類以外の植物種の植物工場における栽培
    2. 新たな野菜としての「ツブリナ」
    3. 「ツブリナ」の高機能化
    4. 「ツブリナ」のサプリメントとしての開発と販売

第2部 植物工場に適した付加価値の高い植物・薬用植物の選定・育成

(2013年11月27日 13:00〜14:40)

近年、ポリフェノール化合物など植物に含まれる強い抗酸化力をもった天然素材には、老化の原因となる「活性酸素」の除去、紫外線吸収などの防御機能など、アンチエイジング効果を有する化合物が多く発見されている。どのような植物に機能性物質が含まれているのか?また、このような植物を植物工場で効率的に生産するためには、どのような技術が必要であるか?今回、抗加齢および抗糖尿病効果を有する植物にターゲットを絞り紹介する。

  1. 植物工場におけるアンチエイジング物質の生産のポイント ~アンチエイジング作用を有する植物ポリフェノール成分とその利用~
    1. 老化・寿命のメカニズム
    2. 長寿命化におけるポリフェノールの役割
    3. 植物由来ポリフェノールの生産について
  2. 野生種トマトの抗加齢物質の評価
  3. シャクヤクの人工栽培
  4. カンゾウの人工栽培
  5. カンカニクジュヨウの人工栽培
  6. サラシアの人工栽培
  7. 薬用植物など機能性植物の特性に合わせた人工栽培
    1. 最適環境条件
    2. 効率的な栽培技術
    3. 植物工場システムの展開

第3部 植物工場における防菌防カビと病害虫対策および事業化への課題

(2013年11月27日 14:50〜16:30)

  1. 植物工場とは? ~植物工場の概念および構造~
  2. 開放型植物工場 (施設栽培・太陽光利用型) で発生する病害虫とその対策 ~施設栽培で発生する主要病害虫の説明とその対策~
  3. 閉鎖型植物工場で発生の恐れのある病害虫とその対策 ~閉鎖型植物工場で発生の恐れのある病害虫 (衛生害虫含む) とその対策~
  4. 植物工場を事業化するための課題 ~コスト分析など~

会場

東京流通センター
143-0006 東京都 大田区 平和島6-1-1
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