化粧品開発と品質管理に必須な使用感触・官能評価

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本セミナーでは、水系・パウダー系のスキンケア・メークアップ化粧品において、化粧品の使用感・官能評価の考え方、評価のポイントなど基礎から、豊富な事例を交えて解説いたします。

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プログラム

化粧品には、「効果・効能」と共に、「使う心地良さ」が求められる。ロングセラー商品は、この「心地良さ」を持っている。これは、官能評価によってのみ確認できる。どのような使用感が、人を「心地良い」と感じさせ、「使いたい」と思わせるのかを常に調査し、研究開発に生かすことが重要である。
品質管理においては、より微妙な専門的な判定が求められ、許容される使用感の基準をどのように設定するかが難しい課題となっている一方、長期実使用での官能評価は、クレーム対応への重要な情報をもたらす。  本セミナーでは、事前に市販の化粧品を実使用評価し、その評価結果を確認、官能評価基準を共有していただきながら、スキンケア化粧品の基本的官能評価実習を行なう。次に、スキンケアから、ベースメイク、メイクアップ化粧品等の評価、解析事例を述べ、さらに、1999年12月より掲載中の実験VoCE (講談社) を通した「官能評価の見える化」の試みと、実験VoCEから見た10年余りの化粧品の進化を見ていただく。
消費者が求める使用感触を意識しながら、化粧品開発、品質管理の現場で生かせる官能評価を学んでいただき、業務の一助となるよう努めたい。

  1. はじめに ~化粧品の使用感評価とは~
    1. 事前の化粧品評価の解析
    2. 評価法の種類と特徴
  2. 官能評価実習
    1. 評価項目と評価尺度
    2. 評価実習
  3. 化粧品評価事例 ~評価項目の選択~
    1. スキンケア化粧品
    2. ベースメーク化粧品
    3. メイクアップ化粧品
    4. ヘアケア化粧品
    5. 香りの評価
    6. 統計的手法の用い方 (主成分分析、クラスター分析など)
  4. 実験VoCE・官能評価の見える化
  5. 専門評価パネルの育成
  6. 品質保証と官能評価

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