異物分析手法の基礎と測定・解析事例

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本セミナーでは、微量異物の正確な捉え方、その分析手段・成分特定および対策について基礎から実例を交えた実践まで詳解いたします。また劣化解析についても説明いたします。

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プログラム

化学、電気、自動車、精密機器、建材、医療、食品、化粧品などのあらゆる分野の製品で、異物・異常によるトラブルシューティングが発生しています。それに伴う顧客からのクレーム件数は増加する傾向にあります。このようなトラブルシューティングには早期な対応が必要とされます。PL法施行後の製造者の責任は大きくなっており、トラブルシューティングは社運を左右しかねない重大問題に発展する可能性があります。そのためトラブルシューティングの早期解決は重要な課題となります。
その原因の特定手段として異物分析が実施されています。ところが近年製造技術の進歩や製品の多様化により異物・異常が複雑かつ微小化し、分析手段も高度化を余儀なくされています。各製造・加工メーカにおいても品質管理部門の重要性は高まってきております。  本セミナーではこのような方々を対象として、異物分析における前処理や測定、データ解析手法などの実例を多数紹介いたします。これにより基礎的な技術や知識を収得して頂き、明日からでも自社での異物問題解決に活用し、さらにはより高度な分析デザインを構築する能力を身につけて頂ければ幸いであります。 また最近比較的多く質問を受ける劣化解析についても一部分ではありますが触れてまいります。

  1. 異物とは
    1. 異物の定義
    2. 異物分析の歴史とPL法について
    3. 異物の形態分類
    4. 異物の発生原因 (推定)
    5. 異物の具体例
  2. 異物分析方法
    1. 一般的な異物分析方法
    2. 分析方法の選択
    3. 異物分析に用いられる分析機器 ~顕微IR,EPMA,顕微イメージング,レーザーラマン,TOF-SIMS,SEM,TEMなど各装置の利点と欠点~
  3. 異物のサンプリング法・前処理法の選択
    1. 異物のサンプリングの実際 ~手作業,マニピュレーター~
    2. 異物の前処理法 ~断面作製,ミクロ抽出,ミクロろ過,熱圧ろ過など~
  4. 異物分析事例
    1. 顕微IRにおける分析事例
    2. その他の分析機器における分析事例
  5. スペクトル解析のコツ
    1. 赤外スペクトルの解析
    2. EPMAスペクトルの解析
    3. Py-GCMSスペクトル他の解析
    4. ラマンスペクトルの解析
  6. 技術トピックス
    1. 複数の機器・手法を用いて解析した事例
    2. 失敗例
  7. 劣化解析
    1. プラスチック・ゴムの劣化要因
    2. 一般的な劣化評価方法
    3. 解析事例
  8. 実証と対策
    1. 実証と対策 ~問題解決のための分析手段と証明~
    2. 異物分析デザイン

会場

東京都中央区総合スポーツセンター
103-0007 東京都 中央区 日本橋浜町2丁目59番1号
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受講料

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