粘着剤、粘着テープ設計を設計するための基礎物性 (プラトーモジュラス、ガラス転移温度、表面自由エネルギーなど) について一段深く理解することで、今後の開発活動に役立てる。
- 粘着剤・粘着テープの概要
- 粘着テープの用途
- 粘着剤構成材料
- 粘着剤と接着剤の違い
- 粘着剤はなぜ接着するのか:粘着の3要素
- 粘着テープの評価方法
- 粘着剤のバルク物性 :ゴム状平坦域弾性率 (プラトーモジュラス) の設計
- 動的粘弾性測定について:G’,G”の意味
- 粗面プリズムを用いた接着面積測定法 (光学法)
- 接着面積を支配する要因:表面粗さ、圧着圧力、粘着剤厚み、プラトーモジュラス
- 接着面積とプラトーモジュラス
- 粘着性を発現する限界プラトーモジュラス:粘着クライテリオン
- 粘着剤のバルク物性:ポリマーのプラトーモジュラスは何で決まるか?
- ポリマーの絡み合いと絡み合い点間分子量
- プラトーモジュラスと架橋
- プラトーモジュラスと結晶
- プラトーモジュラスと分子量
- タッキファイヤーを添加するとなぜプラトーモジュラスが低下するのか?
- 粘着剤のバルク設計:ガラス転移温度 (Tg) の設計
- 自由体積と等自由体積理論について
- ポリマー骨格とTgの関係:主鎖・側鎖のたわみ易さ、置換基の大きさ、分子の極性
- アクリル酸エステルの種類とTg:側鎖の長さとTg、側鎖の分岐とTg
- 各種機能性モノマーのTg:カルボキシル基含有モノマー、窒素含有モノマー
- 用途別粘着剤のTg設計 (イメージ) :各種粘着剤のゲル分率とTgプロット
- タッキファイヤーを添加するとなぜポリマーTgは移動するのか?
- タッキファイヤーの相溶性を支配する要因:フローリー・ハギンスの式
- つのドメインを持つポリマーとタッキファイヤーの相溶性:SISを例に考える
- 粘着剤の表面物性:表面自由エネルギー、極性について
- 接触角法によるポリマー表面自由エネルギーの算出
- カルボキシル基とフッ素を含有するポリマーの表面自由エネルギー
- ポリマーの表面自由エネルギーと被着体別粘着力、粘着力経時上昇性
- タッキファイヤーの極性を曇点から分類する
- タッキファイヤーの極性と被着体別粘着力
- タッキファイヤーの偏析
- 技術者として成長するために (おまけ)
- 好奇心を持っていろいろな材料を扱い理解する
- 何故かを考え理解したことを記憶し積み重ねる
- 発見の10項目 (根岸先生)