粘着剤・粘着テープ設計概論

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本セミナーでは、粘着剤、粘着テープ設計を設計するための基礎物性について解説いたします。

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プログラム

粘着剤、粘着テープ設計を設計するための基礎物性 (プラトーモジュラス、ガラス転移温度、表面自由エネルギーなど) について一段深く理解することで、今後の開発活動に役立てる。

  1. 粘着剤・粘着テープの概要
    1. 粘着テープの用途
    2. 粘着剤構成材料
    3. 粘着剤と接着剤の違い
    4. 粘着剤はなぜ接着するのか:粘着の3要素
    5. 粘着テープの評価方法
  2. 粘着剤のバルク物性 :ゴム状平坦域弾性率 (プラトーモジュラス) の設計
    1. 動的粘弾性測定について:G’,G”の意味
    2. 粗面プリズムを用いた接着面積測定法 (光学法)
    3. 接着面積を支配する要因:表面粗さ、圧着圧力、粘着剤厚み、プラトーモジュラス
    4. 接着面積とプラトーモジュラス
    5. 粘着性を発現する限界プラトーモジュラス:粘着クライテリオン
  3. 粘着剤のバルク物性:ポリマーのプラトーモジュラスは何で決まるか?
    1. ポリマーの絡み合いと絡み合い点間分子量
    2. プラトーモジュラスと架橋
    3. プラトーモジュラスと結晶
    4. プラトーモジュラスと分子量
    5. タッキファイヤーを添加するとなぜプラトーモジュラスが低下するのか?
  4. 粘着剤のバルク設計:ガラス転移温度 (Tg) の設計
    1. 自由体積と等自由体積理論について
    2. ポリマー骨格とTgの関係:主鎖・側鎖のたわみ易さ、置換基の大きさ、分子の極性
    3. アクリル酸エステルの種類とTg:側鎖の長さとTg、側鎖の分岐とTg
    4. 各種機能性モノマーのTg:カルボキシル基含有モノマー、窒素含有モノマー
    5. 用途別粘着剤のTg設計 (イメージ) :各種粘着剤のゲル分率とTgプロット
    6. タッキファイヤーを添加するとなぜポリマーTgは移動するのか?
    7. タッキファイヤーの相溶性を支配する要因:フローリー・ハギンスの式
      1. つのドメインを持つポリマーとタッキファイヤーの相溶性:SISを例に考える
  5. 粘着剤の表面物性:表面自由エネルギー、極性について
    1. 接触角法によるポリマー表面自由エネルギーの算出
    2. カルボキシル基とフッ素を含有するポリマーの表面自由エネルギー
    3. ポリマーの表面自由エネルギーと被着体別粘着力、粘着力経時上昇性
    4. タッキファイヤーの極性を曇点から分類する
    5. タッキファイヤーの極性と被着体別粘着力
    6. タッキファイヤーの偏析
  6. 技術者として成長するために (おまけ)
    1. 好奇心を持っていろいろな材料を扱い理解する
    2. 何故かを考え理解したことを記憶し積み重ねる
    3. 発見の10項目 (根岸先生)

会場

ドーンセンター
540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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