(2013年10月4日 13:00~13:55)
病院の収支改善には、収益を上げることと、経費を削減することが必要であるが、増収は生易しいことではなく、人件費の削減は労務問題を孕む。そこで、まず取り組むべきは、医薬品、医療機器・医療材料費の削減である。
(2013年10月4日 14:00~14:55)
医療療材料に係る費用は病院支出の25%を占める。これとほぼ同等の薬剤費の支出が良い医療には不可欠である。新しい技術が年々発見され実用化される中、良い医療の保持、維持と医療材料費の正しい抑制は重要かつ不可避な問題である。当院では一般消耗品にとどまらず、専門領域まで広く標準化を行っている。臨床サイドとの連携をいかに行って行くかをテーマとして今回の講演を行いたい。
(2013年10月4日 15:00~15:55)
医療材料マネジメントの主要目的は、病院の経営効率を上げることと医療安全の向上に資することだが、なかでも注目されるのが医療材料の購買価格の引き下げである。
そのための手法として、グループ病院が志向しているのが医療材料の共同購買であり、グループ病院のみならず、独立系の大病院や大学病院、地域の中小病院、クリニックに至るまで、その恩恵に預かる可能性を秘めている。社会保険病院グループの医療材料共同購買の立ち上げと短期間で実施に至った経緯、手応えと課題を考察する。
(2013年10月4日 16:05~17:00)
医療材料の共同購入は、1990年代後半から関心が高まりはじめた。その背景を探るとともに、共同購入とはそもそもどのような購買方式なのか。どのような形態があるのか。協同組合手法にも触れながら、共同購入の成立・継続の条件を探る。厚生連病院グループの共同購入の実践を通して、現代的課題と将来展望についても言及したい。