病院の医療材料マネジメント

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プログラム

1. 病院経営の視点から見た医療機器・医療材料管理

(2013年10月4日 13:00~13:55)

 病院の収支改善には、収益を上げることと、経費を削減することが必要であるが、増収は生易しいことではなく、人件費の削減は労務問題を孕む。そこで、まず取り組むべきは、医薬品、医療機器・医療材料費の削減である。

  1. 医療材料のコスト削減、何からはじめるべきか?
  2. 特定保険医療材料と消耗品、どちらが削減効果が大きいか?
  3. 流通システムの何が費用削減を阻害しているのか?
  4. 敵は内にあり、味方を増やせ

2. 医療材料標準化の成果と課題

(2013年10月4日 14:00~14:55)

 医療療材料に係る費用は病院支出の25%を占める。これとほぼ同等の薬剤費の支出が良い医療には不可欠である。新しい技術が年々発見され実用化される中、良い医療の保持、維持と医療材料費の正しい抑制は重要かつ不可避な問題である。当院では一般消耗品にとどまらず、専門領域まで広く標準化を行っている。臨床サイドとの連携をいかに行って行くかをテーマとして今回の講演を行いたい。

  1. 標準化に向けた実践と問題点
  2. 当院における物品購入最適化プロジェクト
  3. 手術室、中央滅菌センター連携による省力化と削減
  4. 院内物流 VS 院外SPD その特徴と選択

3. 全社連(社会保険病院グループ)の医療材料共同購買の取り組み

(2013年10月4日 15:00~15:55)

 医療材料マネジメントの主要目的は、病院の経営効率を上げることと医療安全の向上に資することだが、なかでも注目されるのが医療材料の購買価格の引き下げである。
そのための手法として、グループ病院が志向しているのが医療材料の共同購買であり、グループ病院のみならず、独立系の大病院や大学病院、地域の中小病院、クリニックに至るまで、その恩恵に預かる可能性を秘めている。社会保険病院グループの医療材料共同購買の立ち上げと短期間で実施に至った経緯、手応えと課題を考察する。

  1. 全社連の共同購買の取り組み経緯
  2. 病院経営におけるコスト削減策の意義
  3. 病院の医療材料購買を取り巻く問題点 (外部要因と内部要因)
  4. 全社連が目指す医療材料共同購買の方向性とこれまでの成果
  5. 購買データ分析から標準品選定までのプロセス
  6. 標準品の選定プロセスにおける検討事項・シミュレーション事例
  7. 共同購買実施の手応えと今後の課題

4. 医療材料共同購入の現状と課題

(2013年10月4日 16:05~17:00)

 医療材料の共同購入は、1990年代後半から関心が高まりはじめた。その背景を探るとともに、共同購入とはそもそもどのような購買方式なのか。どのような形態があるのか。協同組合手法にも触れながら、共同購入の成立・継続の条件を探る。厚生連病院グループの共同購入の実践を通して、現代的課題と将来展望についても言及したい。

  1. 共同購入とは
  2. 共同購入成立の条件
  3. 協同組合原則と共同購入
  4. 共同購入の実際
  5. 独占禁止法と共同購入
  6. 共同購入における流通改革

会場

アイビーホール 青学会館
150-0002 東京都 渋谷区 渋谷4-4-25
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