近年、粘着テープは、電気・電子、自動車、住宅・建材など多くの分野で使用され、その要求機能は年々高まり、用途は広がっています。
本講座では粘着テープを使用される企業の方から、粘着剤・粘着テープを設計される若手の方までを対象に、粘着剤・粘着テープの基礎知識と使用時の各種トラブルと対策を設計面、使用面からわかりやすく解説します。
- 粘着剤と接着剤の違い
- 粘着テープの基礎知識
- 材料
- 粘着剤の種類 (ゴム系、アクリル系、シリコーン系)
- アクリル系材料 (モノマー、開始剤、連鎖移動剤、架橋剤、タッキファイヤ)
- 基材
- 下塗り剤
- 背面処理剤
- 製造方法
- 粘着・剥離現象
- 粘弾性挙動の理解
- なぜくっつくのか?
- なぜ剥れないのか?
- 速度依存性と温度依存性
- 粘着テープの設計
- 表面 (界面) の設計 ~極性のコントロール~
- バルクの設計 ~凝集力のコントロール~
- 粘着剤・粘着テープの評価法
- 粘着剤の評価法
- 粘弾性体のモデル
- 粘弾性評価
- 応力-ひずみ、応力緩和、架橋度、膨潤度
- 粘着テープの評価法
- 粘着3特性 (タック、粘着力、保持力)
- テープ別評価法
- 使用時の各種トラブルと対策
- 各種トラブルと対策
- 保管時 (ブロッキング、テレスコープ)
- 巻戻し時 (テープ切れ、カール、重剥離etc.)
- 加工時 (糊はみ出し、糊付着)
- 貼り合せ時 (剝れ、しわ、浮き)
- 剥離時 (糊残り、基材切れ、重剥離)
- 目的に応じたテープ選定法
- 注意すべき被着体